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記事の担当 生きかたカエル
Q.29歳、実家暮らしの無職です。「実家暮らしニートは甘え」などの言葉を見て傷つくのは甘えですか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.29歳、実家暮らしの無職です。なるべく見ないようにはしているのですが、SNSなどで「実家暮らしニートは甘え」「子供部屋おじさん(おばさん)」というような心に刺さる言葉が目に入ってくることがあります。これらの言葉に傷つくのも、甘えですか?

A.「甘えですか?」との最後の問いかけに、おそらく周囲から「あなたは甘えている」と言われることが多いのかなと推測しています。

「甘え」という言葉は、他の誰かに向かって使う方が多いように思います。どのような時に使うのか考えてみましょう。

おそらく、言っている人の期待や常識の枠では、相手のことがうまく理解できないときに「それは甘えだ」という具合に使いそうな気がします。
本当は、「私はあなたのことがわからない」「どうしてそうなるのか、自分の想像や常識では理解が難しいから、教えてほしい」とアサーティブに伝えてしかるべきだとカエルは思うのですが、力関係で押し付けてきたり、多数派の意見だったりすると、理解してもらえない側が一方的に悪いように扱われることはあるように思います。

自分が理解できないことを「教えてほしい」と言わずに、何だか相手が悪いかのように思わせる文化はカエル的にお行儀のよくないと思うのです(しばしば、強い者が立場の弱い者に使うことが多いので、特にお行儀が悪いです)。

何とかしようと思っていてもできない場合に「甘え」はないし、どんなことであっても何かに傷つくことも「甘え」ではないと、カエルは思っています。
わかったような言葉で丸め込むことは私たちの成長や創造を妨げます。

誰かが困っているときに「甘え」などとジャッジするのではなく、何が起こっているのかを一緒に研究できる世の中をつくりたいところです。

update 2024/5/18
Q.自分は嫌な事を言われても言い返す事ができません、そのせいで今すごく苦しいです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.自分は嫌な事を言われても言い返す事ができません、そのせいで今すごく苦しいです。

A.誰にとっても嫌なことを言う人に遭遇したり、関わらなければならない場面は起こりうることなので、回避法、対処法を考えるのがポイントですね。

「言い返す」も対処法の一つですが、この方法がいつも有効とは限らず、言い返すことで余計に嫌なことを言われるリスクもあります。予防法と対処法を整理します。

【予防法】
①人とできるだけ会わないようにする
②関わる人を選ぶ
③嫌なことを言われそうだと思ったら、意識を遠くに飛ばす
④嫌なことを言ってくる人を別の生物(例えばカエルとか)だと思って妄想の世界に入り込む

【対処法】
①「私はそう言われると嫌なので、やめてください」と言い返す
②誰かの力を借りる(愚痴を吐き出し、聞いてもらう 代わりに言ってもらうのもありかな)
③心の中で、思いきり嫌だと叫んだり、書いたりして発散する
④嫌なことは嫌だと思える自分を認めるなど、自分のできていることに着目する  などなど ほかにもいろいろ

これが正解という対応はないと思いますが、状況に応じて活用してみてください。

update 2024/5/18
Q.なんでもお金で解決しようとする父親への憎しみを手放す方法はありますか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.なんでもお金で解決しようとする父親への憎しみを手放す方法はありますか

A.憎しみという感情を手放すというのはなかなか難しいことだとカエルは思います。なぜなら、感情はそもそもどうにかすることが難しい存在だと思うからです。

例えば、手放そうとするのではなく、憎しみとの付き合い方を考えてみるとか、憎しみについて取り出して考えてみるとか、憎しみ以外の感情にも着目してみるなど、「気づいてみたら、少し憎しみが減った/質が変わった」というふうに、進めていくのはどうかと思います。
おそらく、手放したいほど強い憎しみに直接立ち向かうのは、難しいうえに、成功率も高くないと思われます。

どうしても直接対峙して、手放したいとなると、理論を越えた不思議なパワーを借りるぐらいの対策が必要かと思います。
例えば、手放したい憎しみをコオロギに注入して、カエル宛に送ってくれたらパクリと一飲みにしたいという気持ちです。

update 2024/5/17
Q.不登校です。不登校の前は無理やり学校に行かされて泣いてました。親はなぜこんなに子供をいじめたいのか気になります。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.不登校です昔は学校大好きだったけどコソコソ悪口言われるし不登校の前は無理やり学校行かされる日々毎日泣いてました親はなぜこんなに子供をいじめたいのかが気になります

A.おそらく、親は子どもをいじめたいのではなく、親の幻想を子どもに無自覚に押し付けているのだろうとカエルは思うのです。

今回の質問の場合、親の無自覚な幻想とは主に以下の二つです
①「子どものために」努力する親でいなければならない。(しかし、それは建前であり、本音には親自身の保身が隠れている)
②子どもの成功や失敗は親の力にかかっている。(しかし、親は親、子どもは子どもとして別の人格と人生であり、本来意思は尊重されるべきなのに)

ただ、単に親が悪いのではなく、何かがあると、親はどうした、何をしていた?と責任を追及する世間の風潮が親の幻想を強くしているようにカエルは分析しています。

そもそも、学校は行かなければならないし、行くのが善、行かないのは悪という学校幻想もありましたね。

親が子どもをいじめてくると思えるほど、理不尽な思いをしているあなたはとても健全な感覚の持ち主だと思いました。
カエル界にスカウトしたいです。

update 2024/5/16
Q.自己開示が苦手です。相手が何を言って欲しいのかばかり考える癖が抜けません。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.私は自己開示が苦手です。みんな私の事に興味がないだろうと本気で思っています。昔から私の話を誰も聞いてくれませんでした。だから私は自分が伝えたい事よりも相手が何を言って欲しいのかばかり考えてきました。
今もその癖が抜けません。

A.自己開示が苦手というよりも、「昔から私の話を誰も聞いてくれなかった」ということがポイントだとカエルは思いました。
知ってほしくて自己開示をするのなら、相手を選ぶのは当たり前だと思います。
だから、苦手というよりは、慎重に相手を選んでいる、ということなのかもしれません。

癖は簡単には変わらないかとも思いますが、
・第1ステップ:自分の直感を頼りに、「この人は聞いてくれそう」という人をかぎ分ける
・第2ステップ:自分のことを小出しにして反応を確かめる
をやっていくと、自己開示のチャンスがあるように思いました。(すでにやっているかも)

この方法は、相手が言ってほしいことを考えすぎるとうまくいかないので、意識的に「今回は癖を置いておいて、自己開示をしてみるぞ」と実験してみるのがポイントです。
少なくとも、自己理解・問題意識があるというだけで、実験は成功に近づいているようにカエルは思います。

とはいえ、すぐに見つからないこともありますので、そんな時は匿名相談や、死にトリの経験談などをご活用ください。

update 2024/5/4
Q.学校に行きたくないけど行かないと親に怒られる。学校では性の差別が自分に降りかかる。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.生きてるのがつらい
学校に行きたくないけど行かなくちゃならない
学校に行くとストレスが溜まるでも行かないと親に怒られてストレスが溜まる負のループ
学校では性の差別が自分に降りかかる
どうすればいいのか分からないです

A.それは生きているのがつらくなるのももっともな話だとカエルは思いました。
負のループ、切りたいですね。

カエルとしては、性の差別について味方になってくれる大人の存在がループを切るポイントだと考えました。
親が性の差別に対して味方になってくれそうなら、親に相談する(でも、難しそうな気配がする)
学校に性の差別について味方になってくれそうな人がいたら、その人に相談する(これも、難しいから悩んでいるのだろうと推測)

親も学校も難しいとなると、親、学校以外に性の差別に関して詳しい人に相談して、一緒に解決策を考えてみるのがいいかと思いました。
ネットで「LGBTQ相談」とかで検索すると、いろいろな相談機関の情報が出てきます。

遠くの人でも、あなたの気持ちやつらさをわかってくれる人が見つかることが第1歩としていいかと思いますが、近くに一緒に考えて手助けしてくれる人も見つけたいところです。

令和5年6月23日に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が公布・施行されたので、行政機関も少しずつ、理解ある対応をしてくれるようになっていると思います。
身近な相談先としては、児童相談所、教育委員会の教育相談、保健所などがあるから調べてみてください。

何とかなりそうもない時は、また所長室に来てください。

update 2024/4/28
Q.親に「学校に行け!」といわれます どうすれば良いでしょうか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親に「学校に行け!」といわれます どうすれば良いでしょうか

A.親は、学校に行ってほしいという願いを持っているということなのでしょうか。
質問者が学校に行かない選択をしているところに、親が行けと言ってきたという状況だとの推測のもとに、対応を考えてみました。

①親はそう思うのはわかったけれど、自分は行きたくないんだから、しょうがないと適当に聞き流す

②「気持ちはわかりました、申し訳ありません。努力します」と丁重に伝えて、やり過ごす

③「そう思う気持ちもわかりますが、私は行きたくないのです。行かない選択を認めてほしいと思います」と伝える

④学校の話題を出されたら、泣いたりわめいたりして、親が何も言えなくなる空気を作る

⑤「生きかたカエルが『学校だけがすべてじゃないし、行かない選択をして自分らしく生きている人もいる』って言ってたし、自分もそれに賛同した」と言って、生きづLABOのサイトを紹介する
参考ページ:SOSの出し方ガイド「学校に行きたくない」

まだまだ方法はありそうですが、質問者さんのキャラと親のキャラに応じてカスタマイズしてみてください。

update 2024/4/28
Q.ふと急に心が辛くなることがあるのですがどうしたらいいでしょうか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.ふと急に心が辛くなることがあるのですがどうしたらいいでしょうか?

A.心は正直ですから、きっと何か事情があるのでしょうね。
人間ってとても複雑だから、理由も意味も分からず「ふと急に」なんてことはあるあるのような気がしますよ。
「今、辛いんだな」って自分なりに受け止められたらいいのではないかとカエルは思うのです。
もし、一人では受け止められない時は「辛いんだ」と誰かに言うとか、声に出すとか、心の中でつぶやくとか、何かに書くとかして、何かしらの自己表現で外に出すのもおススメです。

update 2024/3/25
Q.もう自分を消すしか無いという思いが子供の声を聞くと溢れ出してしまいます。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.もう自分を消すしか無いという思いが子供の声を聞くと溢れ出してしまいます。

A.子どもの声を聞いて溢れるのは、きっと過去のトラウマが悪さをしているのでしょう。

過去のつらい記憶があなたの中の情動脳(自分のコントロールできない原始的な脳機能です)を支配して、「もう、消えるしかないよ」とささやいているように感じました。ただ、それは本当に消してしまう方がいいというより、苦しみから逃れるには自分を消すしかないという切羽詰まった感情の生存戦略だろうと思います。
でも、こうして何とかしたいと質問をしているということは、あなたの理性脳がバランスをとろうとしている証だとカエルは思いました。

過去の記憶に支配された情動脳と仲良くするには、マインドフルネスとかタッピング、ヨガ、動物を戯れるなど、日常的にできることもありますので、よかったら調べて試してみてください。

update 2024/3/19
Q.ネット、特にSNSが怖いです。どうしたらネットの情報とうまくつきあえますか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.ネットが怖いです。特にsnsが怖いです。悪口や差別発言、そして炎上など、あと、ちょっと違う意見を多数が寄って叩く、それらを見たくなくて、snsにあまり、近づかないようにしています。
どうしたらネットの情報にうまくつきあえますか。

A.怖いものには近づかない(みない)とい根本的な対応法はありますが、現実的ではないのなら、別の方法を考えましょう。
カエルとしては、真に受ける情報は直接見たり聞いたりしたものであって、「ネットの情報」はどちらかというとドラマや映画など、サンプル品のようなものだと思っています。

テレビや映画や漫画を見るような距離感を、ネット情報に適用するのがちょうどいいのかなとカエルは思っています。

update 2024/3/12