PAGE
TOP
記事の担当 生きかたカエル
Q.とっくに成人していますが「自分は大人だ」という実感が持てません。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.とっくに成人していますが「自分は大人だ」という実感が持てません。子供のまま時が止まっているような感じです。一生このままなのでしょうか。何だか怖いです。

A.事実として「成人である」ということと、「自分が大人である」という自認は別問題だとカエルは思うので、食い違っていても問題はなく、あなたの感覚は自然なものではないかと思われます。
実際は私は私だというだけで、自分を何者だと思うかは流動的であると思っています。だから、怖いことではないと思うわけです。
ただ、怖いと思う気持ちがあなたにはあるのでしょうから、それは別の何かに対して恐怖を抱いているように思っていますが、それは何でしょうね。

update 2024/11/1
Q.大人にも普通にもならずに生きる抜け穴はありませんか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.どうやったら大人になれますか。
どうやったら普通になれますか。
大人にも普通にもならずに生きる抜け穴はありませんか。誰か助けてください。

A.抜け穴はあります。
自分として生きることです。

カエルは大人でもなく、普通でもなく、カエルです。

普通や大人はアイデンティティの一種だと思うので、なりたい人はなればいいですが、なりたくない人はならなくてもいいのです。

そして、アイデンティティは自分がそうだと思ったら何にでもなれます。

あなたはおそらく、大人にも普通にもなりたくないと思っているように感じました。そう思っているだけで、すでに自分として生きているということになります。カエルはそれで(それが)いいと全面的に支持をしたいです。

ただし、世の中が過剰なほどに大人や普通を求めてくる、大人圧力や普通圧力が存在する実態はよく分かります。
この圧力を減らすために、自分は自分として生きるという認識がもっともっと広がってほしいとカエルは願っています。

update 2024/10/27
Q.この春から社会人として働き始めたが休職することになった
この記事の担当 生きかたカエル

Q.この春から社会人として働き始めました。しかし働き方や業務内容にギャップがあり、落ち込んでしまう日々が続いており休職をすることになりました。
容姿や家族のこと、今までのいろんなことを思い出し生まれてこなければよかったのにと思ってしまいます。

A.ギャップというのがキーワードなのかなと、お見受けしました。
容姿や家族のことも、おそらく願いと現実とのギャップが関係しているような気がして、今まさにギャップをめぐる葛藤の総括をしているのではないかと想像しています。
今の環境が少しでも自分のことが理解され、認めてもらえるところなら、お休みを経て復帰するのもありかと思いますが、無理や過剰な適応を求められるところなら、環境を変えることもありなのかなと思います。

人は評価なく誰かとつながれる機会や、期待や要求がない状態で関われる人間関係や集団経験によって、安心や安全を得ることができるとカエルは考えています。つまり、周囲の人に評価なく認められる、条件付きではなく、単にいてもいいという扱いを他者にしてもらい、自分のことを受け入れたり、認めたりできるようになると思うのです。

その点、職場というのは労働を評価をされる場なので、難しさがあるとは思います。でも、職場によっては必ずしも評価ありきではないところもあるので、少しでも理解してもらっている感があれば、それは貴重な場所だと思います。
大人になると、職場が主な(唯一だったりもしますが)人間関係の場になるので自分を安全に保つことが難しいよなぁとカエルは思っています。
最近、子どもたちにもサードプレイスと言って、家でも学校でもない場所の必要が言われていますが、大人にも必要だと思っています。

update 2024/10/27
Q.読んできた本などで今の考えに役に立っているものを教えて
この記事の担当 生きかたカエル

Q.生きかたカエルさんがこれまでに読んできた本などで、今の考えに役立っているものがあれば、教えてほしいです。

A.「今の考えに役立った」というオーダーはちょっと悩ましいですが、高校生の頃に読んで、今でも印象に残っている一冊を紹介します。

三木清さんという哲学者の「人生論ノート」です。
一度、読んでみてください。
特に「幸福について」が印象に残っています。

update 2024/10/21
Q.人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.様々な回答を拝見して、とにかく適度に人を頼ることがコツなのかなと思うのと同時にそんなに要領良く生きることができていたらそもそもここまで悩んでいないのでは、と思ってしまいました。(ごめんなさい)人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。

A.率直な意見をありがとうございます(笑)
このツッコミはカエルとして相当に嬉しかったです。
適度に人を頼ること…それができたら苦労しないよ…ということを安易に勧めていたのかも…ハッと気づかされました。

具体的なコツと言われて考えてみましたが、人によって「コツ」は異なるだろうと思うので、コツになりそうな内容を整理してみますので、使えそうなものを選んだり、それぞれアレンジしてみてください。

①人選のコツ
頼るためには、頼る相手の選択が実はとても大切だったりします。人選で結果が大きく決まってくるからです。
・自分のセンスを信じること(この人いいかも、何か嫌かも…そんな自分の感性を信じてください)
・肩書きや立場で選ばないこと
・他の人の勧めや評判を頼りにしない(他の人がいいと思う人が自分に合うとは限らない)
結局、手を変え品を変え、同じようなことを言ってますが、要するに相談する人を選ぶときには自分を信じて、自分自身と相談してみてください。

②練習や準備のコツ
相談や頼るためには、実は練習が必要なのです。頼るのが上手な人たちは、子どもの頃から、頼る練習を日常の経験の中で繰り返し経験していて、そこから人を頼る術を身につけています。一方で、頼ることが苦手な人は、失敗した経験が多かったり、強烈な失敗経験から頼ることへのイメージが悪くなっていたり、我慢することがデフォルトになっていて、いざというときに上手くいかない、そもそも頼れないということになります。だから練習や準備が有効なことがあります。
・自問自答する
自分で書き出したり、ブツブツ言ってみたり、自分の中にある困りごとやモヤモヤを1人で出してみましょう。とにかく外に出してみることで、気づくことがあったり、整理されたり、少し楽になったり。他の人に伝えるための準備になることが多いものです。
・匿名の相談を利用する
今は匿名の相談窓口がいろいろあります。匿名の相談はその相談によって悩みごとと直接解決するより、相談の練習機会として有効に機能します。どんなふうに相談すると伝わるのか、伝わらないのか。どんな対応をされると嫌なのか、どんなことを言われるとどんな気持ちがするのか、自分の気持ちに気づく機会になります。匿名の相談は相手が見えないので、気を遣う必要がありません。せっかく親身になってくれているのだから申し訳ないとか、断りにくいという気持ちがあっても、対面や知っている人に相談するより、ドライに相談を途中で放棄することもできますし、率直な気持ちを伝えることに抵抗が少ないと思います。

③頼る本番のコツ
・小出しにする
いきなり本題に入らず、ジャブを仕掛けてみて、相手の反応を見てその後の方向性を検討するのもありです。
・途中でやめてもいい
頼ることが苦手な人がよく陥るのは、「申し訳ない」「迷惑をかけた」と思って、相手に合わせてしまうことです。頼ることは「途中でやめてもいいのだ」「人を変えてもいいのだ」と心に念じておきましょう。
・頼るというより「活用する」マインド
「頼る」という表現があまり適切ではないのかもしれないと改めて考えました。頼るというと、自分が無力な存在のように感じるからです。人の手助けを借りる、頼るというのは自分という資源を有効活用するために道具を使うのと同じなのです。だから、頼る相手を便利なアイテムや道具だと想定し、活用するという視点で進めてみましょう。
そうすると、あれ?何か違うぞ、これは便利ではないと感じたり、道具に使われているのではと感じたりするかもしれません。その時は見直すタイミングです。

思わず、長くなってしまいました…苦笑
少しは参考になるでしょうか💦
また、ツッコミどころがあれば、いつでもツッコんでください。

update 2024/10/17
Q.就労訓練に違和感を持ってしまい利用に進めません
この記事の担当 生きかたカエル

Q.就労訓練と呼ばれる支援サービスについて度々調べるのですが、意を決して実際に相談に行ってみても毎回違和感を持ってしまい利用に進めません。大多数の人たちがこなしている作業をこなせるように矯正させられる感じがとても恐ろしく感じてしまいます。

A.なるほど
とても、まっとうな感性だと思いました。
どんなことであれ、「そう感じる」ということはとても大切です。自分が感じていることを自分自身がしっかり受け止めていると思うからです。
ただ、就労訓練と言っても、いろいろなところがありますし、一人ひとりのスキルや特徴にあった訓練やサポートをするところもあるとカエルは思っています。
ただ、一般論として画一的な作業に適応させようとする傾向はあると思います。あなたの直感を信じて、そもそも自分に合うところはそんなに多くないから、どんなところがあるのか見てみよう的なマインドでいろいろ見てみるのも面白いのではないかと思いました。自分の観察眼と感性を磨く機会になると思いますよ。

update 2024/10/17
Q.なんでこの世界では、家族と暮らすことがフツウとされているのですか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.なんでこの世界では、家族と暮らすことがフツウとされているのですか?
なぜ家族と暮らしていなければ変だと思われるのでしょう。嫌です。

A.その嫌な気持ちはとても大切ですから、カエルは全面的に支持します。
家族と暮らすのがフツウとはいつ誰が決めたのでしょうかね。
確かにそんな風潮は強いように思いますが、カエルとしては、家族と暮らしていなければ変だと思う人もいるけれど、そんなことはないと思う人もけっこういそうに思います。
質問者さんの身近な世界はそうした人や風潮がより強いのでしょう。
家族神話もありますが、家から出る(自分が暮らしたいところで暮らす)ためには経済的な課題があると思うので、家から出て暮らすためのサポートがもっともっと充実してほしいとカエルは考えています。

update 2024/10/15
Q.キャナリィ・ロウ、食べ放題だよぉ~
この記事の担当 生きかたカエル

Q.キャナリィ・ロウ、食べ放題だよぉ〜
美味しいのがいっぱいあるのぉ

A.食べ放題、いいですね。
ただ、カエルももっと若いころは食べ放題が大好きでしたが、最近は思うように食べられないのです。
しかも、カエルは食べ過ぎると命の危険があるようなので、食べ過ぎには気を付けていますよ。

update 2024/10/15
Q.働かないことが今できる唯一の自己表現かもしれない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.病院で就労支援の制度を教えてもらった時に何だかモヤモヤしてしまって、理由を考えてみたところ、自分にとって働かないことが今できる唯一の自己表現なのかもしれないなって思いました。こんな風に思っていても生きていけますか…?

A.働かない自己表現、いいですね!
そもとも、「働くとは何か?」という問いを考えずに働くべき、働くのがいいというのは危険なことです。
自己表現した後、次に何が見えてくるのかぜひ、教えてもらいたいです。

update 2024/10/2
Q.障害が社会のあり方の問題ならば、なぜサポートを受けるのに障害者手帳が必要なのか
この記事の担当 生きかたカエル

Q障害が社会のあり方の問題ならば、なぜサポートを受けるのに障害者手帳が必要なのでしょうか。
困りやすい人を見つけるより、今困っている人を見つけて話を聞いた方が、助けてもらう方も嬉しいと思います。

A.なかなか興味深い質問です。
福祉制度の多くは税金を使って支援をするために、その制度を使うのは誰なのか「対象」を限定して、適切に税金を使うための基準が必要になります。障がい福祉の場合は、その基準を満たしましたというパスポート的なものが手帳ということになります。
だから、手帳は「困ったときに支援を受けられますよ」という準備済みの証明みたいなものだと思います。必要な時に使うとよいかと思いますし、必要ないのなら返納もできます。
確かに困っている人を見つけて話をきく方法もあるかと思いますが、困っているというのに気づかない場合もたくさんあります。また、福祉制度はすぐに使えないこともあって、予めすぐに使える準備として手帳のようなパスポートが必要な側面もあるのですよね。
まぁ、使いにくいことや手帳を持つことへの差別みたいなものもあるので、単純ではないと思いますが、使えるものは便利につかうというのがよいかとカエルは思っています。

update 2024/9/26