Q.わからないことがわからないとき、どうしたらいい?
相談機関は世の中に沢山あるけど、そもそも自分の困り事や望みがわからない・分類されたくないからどこに行けばいいかわからない。「あなたはどうしたい?」というただの質問が自分を追い返す壁に見える。
A.わからないことがわからない、それはまっとうな主張であり、主訴であるとカエルは思います。
でも、それが許されないような空気や現実を感じているのですね。
カエル的には、「わからないことがわからない」はある意味で真実であり、多くの人は「わからないことがわかった気になる」ことが得意になっていくし、ふりをすることが得をすることを学ぶのだと思っていました。
そして、「わからない」という重要な物事に目を向けなくなってしまいます。私たちを脅かす思考停止の第一歩なのかもしれません。
おそらく、あなたは確かさに厳密であり、その意図や深さについて周囲が気づいていないだけなのではないかと思いました。
相談機関の人たちが「わからない」の力についてもっと真摯に向き合い、安易にわかった気にならないようにする必要があります。少なくとも、真剣に悩む人の壁にはならないようにしたいものです。
貴重で鋭い質問をありがとうございます。
ちなみに、最近では相談窓口は分野ごとだけではなく、「何でも相談」という何が悩みなのかわからなくても相談できるところもあります。
ただ、そこでも「何にお困りですか」とまず聞かれることが多いかもしれませんが、堂々と「わかりません」「わからないから、相談してるんです」と伝えてみてほしいと思います。