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記事の担当 生きかたカエル
Q.誰かが我慢して成り立っている平和も良いとは言えないと思うんですけど、どう思いますか?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.怒鳴ったり人を否定したり、私を恐怖で黙らせて「幸せな家庭」と言っているような母がニュースなどを見て「争いは良くない」と言っていました。私は、誰かが我慢して成り立っている平和も良いとは言えないと思うんですけど、どう思いますか?

A.とても冷静沈着で妥当な意見だと思います。カエルも全面的に賛同します。
そのうえで、矛盾した言動を見せるお母さん側についても想像してみました。人を否定したり、恐怖で子どもを黙らせていることについては、気づいていないか、別の認識をしているか、家庭は治外法権で一般の社会や世界とは違うものだと思っているか、何かがありそうです。

それから、あなたの意見を見て改めて気づきましたが、平和というものは常に誰かの我慢の上に成り立っているのかもしれません。誰も我慢せずに平和は成立しなさそうです。ただ、その場合に誰がどれぐらい我慢するかということが問題なのだろうと思います。少なくとも力や権力と比例して我慢が傾斜配分される(権力をもっている側が多く我慢する)のが原則かと思うのですが、実際には逆になってしまうのが大きな問題ですね。

update 2025/1/6
Q.家にいるのも学校にいるのも嫌です。親から逃げてもいいんでしょうか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.家にいるのも学校にいるもの嫌です。
必ず学校にいかなきゃだめですか、必ず家に居て親の監視下で暮らさなくてはいけないんでしょうか。私は親に愛されているという感覚もありません。親から逃げてもいいんでしょうか。

A.もちろん、学校に行かなきゃダメということはないし、親から逃げても構いません。子どもの権利条約では「子どもの最善の利益」という原則があり、子どもにとってもっともよいことは何か考えることが大切だとしています。
そして、実際に親と暮らしていない子どももたくさんいます。事情はそれぞれですが、それがイレギュラーだったり、特別なことではなく、いろいろな環境があることがもっと広がるといいなぁとカエルは常々思っています。
ただ、子どもの権利条約でも、子どもを育てる一義的な責任は親にあるとしていて、実際には親の力が強く、子どもの最善の利益に関しても、難しさに直面することもあります。親子と言えども、相性もありますし、お互いにつらい思いをしたり、我慢をして一緒に暮らす必要もないと思います。
まずは、子どもの気持ちや希望に耳を傾けて、一緒に考えて動く大人が増えたり、子どもだけが相談できて、必要なら支援をしてくれる独立した機関ができることをカエルは希望しています。

update 2025/1/6
Q.今まで不登校だったけど全日制の大学に行ってみたい!どう絞り込めばいい?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.今まで不登校だったけれど、全日制の大学へ行ってみたい!入学しても、ちゃんとやっていける気がしないから、色々なサポートのある大学を選びたいけど、選び方がわからない…。都市圏に住んでいるのでたくさんの大学がありますが、どう絞り込めばいいですか?

A.カエルも大学の選び方はよくわからないのですが、今は、少子化でどこの大学も割と手厚くサポートをしてくれるのがカエル調べの印象です。
カエルは高校に顔を出すことが多いのですが、高校を例にすると、お勉強ができる学校ではどうしても学業優先になるので、サポートにはあまり力を入れていないことが多く、偏差値があまり高くない、比較的サポートの必要な学生がいそうな学校の方が先生たちの理解があると感じています。
とはいっても、実際のサポートは行ってみてからの相性やめぐりあわせもありますので、事前のリサーチによる選択には限界があるのだろうと思います。
カエルの経験上、大学は中学や高校よりもとても自由なことが多いので、不登校経験者でものびのび学校に行ける場合もたくさんあると感じています。自分の直感や感性を頼りにして絞り込んでもいいと思いますよ。

update 2024/12/29
Q.学校から帰るひとりの時間が怖い。悩みが頭をはなれなくて、身近には相談できる人がいない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校から帰るひとりの時間が怖いんです。悩みが頭をはなれなくて。もうなにもかもがぐちゃぐちゃで、身近な人には相談できる人がいない。匿名で電話で相談できるところもあるけど、電話をする場所がない。また生きる希望が見えないです。

A.悩みがあって、誰かに相談したいという気持ちがあるのに、相談をすることが難しいのは無理のないことだと思います。相談って簡単なことではないのです。ただ、こうして「相談したい」「誰かに話を聞いてもらいたい」「わかってほしい」と願う気持ちはとても大切だとカエルは思います。あなたには自分のつらさを理解し、誰かに助けを求めようとする気持ちが働いているのです。そのことだけでも、すでにリスペクトの座布団を3枚ぐらいあげたいです。
電話が難しければ最近はチャットとか文字を使った相談もありますが、どうでしょうか。どうしても、自分で外部につながることが難しそうなら、カエル全国ネットを使ってあなたの近くで悩みを聞いてくれる大人を探してみましょう。

update 2024/12/28
Q.学校に行きたくないです。どうしても学校って行かなくてはいけないの?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.学校に行きたくないです。
幼い頃にいじめられたことがあってそれがトラウマで、家でも学校でも本心を表せません、
どうしても学校って行かなくてはいけないんでしょうか?
保健室登校を考えましたが、親が許してくれません。
どうすればいいですか?

A.学校はどうしても行かなければならないところではありません。あなたの気持ちや心の育ちがそれよりも大切です。学校に行くことがあなたの健やかな育ちを脅かすのであれば、無理をしていく必要はないというのがカエルの意見です。
あなたのようにいじめを受けたことにより、心の痛みが残っているのであれば、なおのこと無理をしなくてもいいよと伝えたいです。しかし、日本の場合、まだまだ「学校には行くべき」「嫌なことも我慢すると強くなる」という偏った考えも強く、子どもの願いや気持ちが尊重されないこともあります(とても残念なことですが)。
そもそも、人の個性はかなり幅広く、学校という場所はけっこう特殊な場所なので、合わない子どもも一定数いることも事実で、通いつづけている子どもであっても、ものすごく我慢をしている子どもたちもいるとカエルは思っています。

そのような背景がありますが、あなたの場合、親が難敵のようですね…
学校の先生で理解をしてくれる人はいるでしょうか。先生で味方になってくれる人がいそうなら、親の理解を促すための味方になってもらえるといいのですが。もしも、近くの大人ですぐに味方になってくれる大人が見当たらないのなら、こどもの人権110番という相談窓口があります。ほかにも子どものための相談窓口はいくつかあるので、自分に合う大人を見つけてみるのもいいかもしれません。

update 2024/12/27
Q.相談すると、する前より孤独感が強くなる気がします。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.相談すると、する前より孤独感が強くなる気がします。

A.なるほど、それは興味深いですね。
なぜ、孤独感が強くなるのか一緒に研究したい気持ちです。
相談にもいろいろありますが、どれも一時しのぎ的なものであることにはそれほど変わりはないと思いますので、本当につらいとき、しんどいときは終わった後に孤独感が増すのは不思議ではないように思います。
孤独感のためには、相談よりも所属することや社会参加の機会が必要だとカエルは思っています。

update 2024/12/27
Q.自分は誰かと対話したいだけだったと気づいた。匿名相談の「傾聴」は少し苦しい。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.自分はただ誰かと対話したいだけだったんだとこのサイトのおかげで気付きました。匿名相談は相談員の方がきっと「傾聴」を叩き込まれているのかなと思います。うまく話せなかったり、話し終えても「もっと話していいんですよ」と言われてしまうと少し苦しい。

A.よくぞ、そこに気づいてくださいました。カエルはとても嬉しいです。
誰もが対話を必要としています。なのに、対話の機会は本当にないのです。家庭でも学校でも職場でも対話よりも指示命令や報告、連絡、伝達などの事務的あるいは、結果や結論が決まっている、テンプレな会話が多く、お互いに感じていることや考えていることを伝え合い、考えてみる対話の機会は本当に少ないです。
そして、お気づきの通りで相談では傾聴が基本とされているため、そこでも対話が生まれることは少ないです。ぜひ、匿名相談の場で「私がしたいのは対話なのです」と相談員さんに伝えて、一石を投じてもらいたいと思いました。

update 2024/12/24
Q.制服を着るのが辛い
この記事の担当 生きかたカエル

Q.制服を着るのが辛い

A.(※質問の補足の内容に、スラックスが長いのしかなく暑そうなのが心配とありました)カエルにはよくわからないのですが、スカートとスラックスではそんなに夏の暑さに違いはあるのでしょうか。もし違いがあるのであれば、ズボンをはいている多くの男子も同じ悩みがあるかもしれないので、この際、夏のためのショートスラックスの導入を提案してみてはどうでしょうか。賛同者がほかにもいるかもしれません。
ほかの問題もそうなのですが、誰も意見を言わないと「意見はない」「みんな、これでいいと思っている」と認定されてしまう風潮があるので、すぐに変わらないかもしれないけれど、自分たちに関係することについて意見を表明しておくのはとても大切です。

update 2024/12/23
Q.習い事も勉強も人間関係も恋愛も何もうまくいきません。少しでも楽しく人生を送る方法はありますか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.習い事も勉強も人間関係も恋愛も何もうまくいきません。いろいろと辛いです。死んでしまいたいのに生きてしまいます。人生は全てはうまくいかないとは分かっています。だから少しでも楽しく人生を送る方法はありますか。

A.うまくいくことと、楽しいと感じることは別問題なのかなと、カエルは思うのです。
うまくいくかいかないかは、自分の外に決められた到達目標とか、基準がある事柄なのかと思います。その結果は結果でそれまでのこととして、それとは別に、自分の中で感じることは日々あるように思います。
自分が楽しいと思うこと、ちょっとした心地よさを感じること、好きなことなど自分の心身が求めることに耳を傾けて、それに応えることが楽しさのもとなのかなとカエルは思います。質問からあなたの中には楽しさを感じたい思いがくすぶっていて、その気持ちを無視できなくなっている様子が感じられました。だからこそ、苦しいのかなと思います。
カエルは雨が降ってると嬉しい、今日はいつもよりちょっとうまくケロケロ言えたかも、ご飯が美味しい…そんなささやかな積み重ねがわりと好きです。ただ、そんなことがわからなくなることもあります。どこか力が抜けるとよいかと思います。

update 2024/12/16
Q.匿名相談で病院に行っていると話すと「先生に相談してみて」と言われる
この記事の担当 生きかたカエル

Q.匿名相談で病院に行っていると話すと「先生に相談してみて」と言われ、通っていないと言うと「病院へ行ってみて」で終わってしまいます。病院では話せない不安や悩みについて話してみたかっただけなのにな、と少し悲しくなります。やっぱり迷惑なのかな。

A.ごめんなさい。迷惑なわけではないのですよ。
相談員が「病院に行きましょう」とか「先生に相談して」と言うのは、「こんにちは」「元気ですか」ぐらい機械的な決まり文句として使っていることの方が多いので、誤解をさせてしまっていますね。カエルが相談員に成り代わり、謝りたい気持ちになったので、思わず謝ってしまいました。

匿名の相談は相談対応を正当に評価してもらう機会が少ないこともあり、どこか機械的になってしまったり、あまり深く考えずに型どおりに声掛けをしてしまうことがあります。(相談員みんながそうではないのですが、そうなりがちなところはあると思います)
こうして、率直な気持ちを伝えてもらえるのはとても貴重なことだと思いました。

update 2024/12/12