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Q&A > 生きかたカエル回答のQ&A
Q.子供の頃早く自立したいと思っていたのに自立できず親に依存している。何をどうすれば自立できるのか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.子供の頃、一刻も早く自立したいと強く思っていました。それなのに自立していなければおかしい年齢になってもいつまでも自立できず、結局親に依存しています。もうずっとこのままなのかなと思うと本当に怖い。何をどうすれば自立できるのか悩んでいます。

A.それは「自立」をどうとらえるかによるとカエルは思います。
自立というと、自分でお金を稼ぎ、自分のことを自分でやることのように思われているけれど、実は違うというのがカエルの意見です。
特に経済的な自立に関しては、就労とのマッチングがこの社会ではあまりに平等ではなく(企業の求める人材というのがあまりに限定的で)、生活費を稼げる人が自立している人とみなすには、合理性を欠くと思っています。そもそも、能力的に制約がある場合に、就労して生活費を稼ぐことが難しい人は一定数いるため、いわゆる社会保障を利用して生活費を確保することも当然ありで、利用する意思決定や選択そのものが自立の行為であるとカエルは考えます。

例えば生活保護の制度はそのためにあります。生活保護を受けたとしても、少しでも働ける分は働くことができますし、何かしらの障がいがあれば年金をもらう方法もあります。どうも、生活保護制度が正しい理解をされていないことや、誤解をたくさん受けていることもその背景にはあるように思っています。
生活保護法の第1条には「この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」と明確に自立を後押しするためにあると書いています。
生活保護を受けること=自立していないのではなく、その人なりの自立のために生活保護をはじめとした社会保障の仕組みを活用することが一つの方法だと理解が広がるか、もしくはどんな人も漏れなくその人なりの労働(いろいろなパターンがある)が保障され、その対価として生活が保障される仕組みがあることで、誰もが様々な形で自立できるようになることが必要だと思っています。

そもそも、誰もが誰か(何か)に依存して自立をしています。自立とは「上手に依存できるようになること」と表現されることがあり、カエルもそれに同意しています。質問者さんが親に依存するのが本意ではないのであれば、依存先を親から別の方法に変えることもまた自立の形だと思います。
年齢や性別、能力に関係なく誰もが自立することができるよう、自立の在り方についてもっともっと議論をしてみたいと思いますし、いろいろな自立のための仕組みがあることを願っています。(長くなりました…)

update 2025/4/30
Q.たくさんの人にキャーキャー言われたい!チヤホヤされたい!です。どうすれば叶えられるでしょうか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.たくさんの人にキャーキャー言われたい!チヤホヤされたい!です。でもおそらく私にはそんな素質ありません。どうすれば叶えられるでしょうか。

A.カエルにはあまり想像ができない願望ですが、そう思う人は少なくないと思われます。カエルとしては叶える方法を考えるにあたり、以下の点について理解を深めたいと思いました。
①たくさんの人にキャーキャー言われたい!チヤホヤされたい!の詳しい中身(単純にそうした状態になることを求めているのか、そのことによって得られる別の何かを求めているのか)を把握する
→たくさんの人たちにキャーキャー言われるもしくはチヤホヤされることだけが目標達成のイメージなのか、代替方法もイメージできるのか考える
②素質とは何か?の見直し 
今現在キャーキャー、チヤホヤされそうな素質がなくても、今ある素質を使ってキャーキャーチヤホヤされることができるかもしれないし、自分でも気づいていない素質が発掘されるかもしれない。

以上、正攻法的なマネジメントで考えてみましたが、キャーキャーチヤホヤの相手は人限定ですかね?動物相手だと比較的、嬉しくて寄ってくる(イメージは犬)場合もありますし、子どもがたくさんいるところに遊び相手として紛れ込むとめっちゃ喜ばれることもあります。でも、それはキャーキャー、チヤホヤとはちょっと違うか…

update 2025/4/29
Q.助け合いができる社会になるために必要なことってなんだと思いますか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.助け合いができる社会になるために
必要なことってなんだと思いますか

A.補足に「みんなが弱音をもっと出したら」というアイデアが書いてあったのですが、みんなが弱音を出し合うことはとても重要なポイントだと思います。
カエル的にはいろいろな人たちがお互いに違いを知りあうことが大事だと思っています。現実社会では同質な人たちが集まる傾向があり(学校や会社とか)、自分と他者との違いを知る機会が少なかったり、いろいろな人たちの事情を体感する機会もあまりありません。だから、いろいろな人たちがお互いのことを知る機会が増えるといいなぁというのがカエルの意見です。
でも、他にもいろいろな方法があると思うので、今度生きづLABOでアイディアを出し合う企画をやるのもいいかもって思いました。

update 2025/4/27
Q.みなさんの回答は正しいかもしれないけど理屈っぽくて希望的観測的なものが多いと感じました。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.みなさんの回答は確かに正しいことを言ってるかもしれないけど理屈っぽくて確実性のない希望的観測的なものが多いなと感じました。でもそれが現実だよなとも思いました。質問じゃないし、失礼なことを言って申し訳ありません。

A.理屈っぽくて、希望的観測的なものが多いという指摘はまったくもってその通りだとカエルは思いました。全然失礼ではないので、問題ないですよ。
少しだけ弁明をさせてもらうと、理屈っぽいのは今の世の中が論が通らない感情論や印象論があまりにも多すぎる(そのせいで生きづらさが助長されている)ので、あえて理屈を重視しているものです。また、確実性のない希望的観測に関しては、人間は不確かであっても考えたこと口にしたこと以上のことは実現できないため、まずは考えてみる、口にしてみるというところから始めているという理由があるのです。我々としては意図して理屈っぽく、確実性のない希望的観測を発信しているものです。
したがって、我々の意図的な姿勢を見抜いた指摘であるという支持と、ただそれには意味があるということをお伝えしたいと思います。(これまた実に理屈っぽいですね…苦笑)

update 2025/4/27
Q.家族が全員名門校に行ってて、○○さんも行くんでしょと言われんのきつい。別に行きたくないのに
この記事の担当 生きかたカエル

Q.家族が全員(お母さん以外)名門校に行ってて、お兄ちゃんお姉ちゃんすごいねー!○○さんも行くんでしょ?って言われんのきつい。別に行きたくない。のにそこに行くためにお母さんもおかしくなってるし……

A.『お母さんがおかしくなってる』とか『名門校に別に行きたくない』と自分の感性や価値観を信じているところにカエルはとても興味を持ったのと同時に、全面的に応援と支持をしたい気持ちになりました。それにしても、そのようなあなたの感性や価値観に気づくことのできない家族全員は困りましたね。とりあえず、子どもの権利条約第31条「休む権利、遊ぶ権利」があることを伝えてほしいです。名門校より、子どもの権利の方が大切であることを力説してみてください。(でも、おかしくなっている人相手に正論は通じないかもですね…)

update 2025/4/27
Q.一人称がどれもしっくりこない。僕、俺、私、自分全部違和感で、自分の名前もあまり好きじゃない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.一人称がどれもしっくり来ない。今は僕、俺、私、自分を使っているけれど全部違和感!自分の名前もあんまり好きじゃないし……むずかしー!!

A.カエルのように何かの動物を一人称にしてしまうのはどうでしょうか?一般的な一人称ではフィットしないという気持ちはわかります。オリジナルが流行りだすと世の中がけっこう変わりそうな気がします。
うさえながの「われ」もとてもナチュラルで聞いていてしっくりきます。

update 2025/4/24
Q.自分の裸を見るのが苦手でお風呂がしんどいが体は綺麗に保っておきたい。どうすれば良いか。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.自分の裸を見るのが苦手で、お風呂に入るのがしんどいです。でも体は綺麗に保っておきたいです。どうすれば良いでしょうか。

A.それは、なかなか難しい問題ですね。どうしても、通常の入浴方法ではお風呂では体が見えてしまいますからね。
例えば、慣れた家のお風呂なら物の場所や使い方も見なくてもある程度、分かるでしょうから、目隠しをしてお風呂に入ることは不可能ではないと思えました。カエルの知り合いの全盲の方が家族に「目隠しご飯」をやってもらっていたのを思い出し、一人で目隠し入浴をマスターするというのも一つの方法かと思いました。どうでしょう。
あとは、電気を消して、真っ暗な中でお風呂に入るのもいいかもしれません。

update 2025/4/24
Q.不安や苦しみを相談する時、相談することで相手を苦しめているのではないかと罪悪感がある
この記事の担当 生きかたカエル

Q.自分の不安や苦しみを人に相談する時に、相談することによって相手を苦しめているのではないか、と罪悪感があります。
本当は、人といる時は、楽しく和むような時間を過ごしたいのですが、罪悪感を減らすにはどうしたらいいでしょうか?

A.罪悪感の攻略法に関する質問ですね。攻略するためには敵を知る必要があります。罪悪感がどこから来るのかによって、おそらく方法が異なると思います。なので、まずは罪悪感の根源を把握しましょう。
もしも、罪悪感が明確な過去の経験に関係しているとしたら、過去の経験について誰かと話をするとか、深める機会が必要だと思います。
もしも、明確な理由や関係がわからないけれど、罪悪感に駆られてしまうのであれば、それは世の中の「人に迷惑をかけてはいけない」「人の負担になってはいけない」という過剰な空気に感染している可能性があります。実態としては、生きていたらだいたいはお互いに迷惑や負担をシェアしあっているのが自然なことなのですが、どうも他者の負担を気にする傾向が強いかと思われます。
それから、もう一つは自分と他者の境界曖昧さの問題があります。カエルもよく「迷惑かけてすみません」とか「負担をかけて申し訳ない」と言われることがありますが、『迷惑かどうかは私の問題なので、そこは私に任せてください』と伝えています。もう少し、相手のことを信じて任せるということをおススメしたいです。自分の問題と相手の問題を区別して考えると変わって見えることもたくさんあります。

update 2025/4/24
Q.親が自営業なんだけど、客が少なくなって、貧乏です。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親が自営業なんだけど、客が少なくなって、貧乏です。親も死にたいみたい。あんまり私の前では言わないけど。借金の話もしていて、気分が落ち込んじゃいます。これから、高校、大学とお金がかかるのに・・・

A.借金の話題がもれ聞こえてくると子どもとしては心配になるのも無理はないと思います。いろいろわからないことがある中で不安があると思いますが、推測するに、課題がシンプルなので、いざとなったら方法はありそうだと感じています。
借金問題や事業不振については、決断次第で、自己破産や倒産など公的な手続きとして白旗を上げることができます。負いきれない借金を清算する方法もありますので、借金やお金がないことを解決する方法はあると思っておいてください。(親も知っているかもしれないし、知らないかもしれないですが)くれぐれも大変な状態を無理して引っ張らずに引き際が大事だとカエル的には思います。…とここで答えても、親が見てくれるわけじゃないだろうけど。カエル的には商売や水物ですから、うまくいかないこともありますから、倒産したり自己破産することをそんなに大きく恥じることはないと思っています)
また、親が経済的に大変だとしたら、進学の際には使える奨学金もあります。少し前は多額な借金を抱えるような貸与型が主流でリスクが高かったのですが、最近は給付型の奨学金が増えているので、家庭の経済的な事情があっても進学できる道はずいぶんと増えたと思います。また、世間では人手不足が深刻化しているので、大学生のアルバイトも選べるほどあるとは思います。ただ、バイトと学生の両立などが難しいことはあるかもしれませんが、難しければ、働きながら通信の大学に進学するとか、定時や通信の高校だとバイトがしやすいと思います。
あなた自身の進学について相談できるところを確保するのと同時に、親に「大変だったら、自営業たたんで、他の仕事をやってみたら?」とか「借金が大変なら倒産とか自己破産するのも一つの方法だって聞いたことあるよ」と言ってみるのも手かもしれませんね。

update 2025/4/21
Q.「いつかは賃労働を、経済的自立を」が前提にあるのが無職が追い詰められる原因な気がする
この記事の担当 生きかたカエル

Q.例えば公的制度等を活用して賃労働をせず生活している方にも、風潮的にも仕組み的にも「いつかは賃労働を、いつかは経済的自立を」が前提にある気がするのです、それが無職の方が心身共に追い詰められる原因な気がするのですが、それについてどう思いますか
(編集補足:「Q.無職なら馬鹿にしても否定しても悪扱いしてもいいなどの風潮が社会に強くあるように感じて苦痛」を見ての質問だということです)

A.とても妥当な指摘だと思いますね。世の中の多くが、働くことがいいことで目指すべき方向性がそこにあるような風潮があります。そして、働く=賃労働という理解が強いと思います。カエルも、障がいがある人も納税者になろうとか、いつかは一般就労みたいなキャッチを見ると、とても理解が狭いと思うし、そうした狭い理解が一部の人を苦しめているとも感じます。
もっと多様な働くがあり、もっと多様な生き方があり、そして、多様な考え方も「それもありかもね」ぐらいに認められることで、追い詰められなくても済むことがたくさんあると思っています。

update 2025/4/21