Q.「同性愛を認めるなら小児性愛も認めるべき」という意見をどう思いますか?恋愛は両者の了承があって成立するので、それが正しく判断できない小さな子どもとの恋愛関係を認めないほうがいいと思います。でも、これも差別的な発言なのかなと思ってしまいます。
A.あなたの意見におおむね同意で、ウ・サギは、恋愛は対等な(適切にNOが言える)関係において成り立つものだと思っています。なぜなら恋愛は、心や体のパーソナルスペースに侵入する行為なので、十分な合意がないと、深いダメージを相手に与えてしまうからです。
フィジカル、経験、立場などに明確な上下関係がある場合、下にいる側は断りづらいですし、上に過剰に憧れて判断能力を失ってしまっているケースもあります。そういう意味では、小児性愛に限らず、認めないほうがいい恋愛関係というのは存在するとウ・サギは思います。
逆にいえば、対等であれば、どんな性別だろうがどんな形だろうが、誰が誰とどう仲良くするのも自由だと思います。
何に恋愛的・性的に惹かれるかの内心は自由ですし、選びようもないものなのかもしれません。
でも、大人が小児と付き合うのは、たとえ子ども側に恋愛感情らしきものがあったとしても、恋愛でなく暴力や支配だとウ・サギは考えます。
「小児性愛者」(人)をバッシングするのは差別になるかと思いますが、「小児性愛」(行動)を認めないのは差別ではないとウ・サギは思います。また、暴力的な行動に及びたくなる人に対しては、批判するのではなく、行動に移さないための適切なケアや教育が必要だとも思っています。