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タグ家族
Q.憲法で、未成年者はその親の決めた場所に住まなければいけないって書いてあったけどなんで?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.憲法で、未成年者はその親の決めた場所に住まなければいけないって書いてあったんだけど、なんで?なんで自分で決めちゃいけないの??

A.多分、憲法ではなく、子どもの権利条約ではないかとカエルは思いますね。
子どもの権利条約の第9条には親と引き離されない権利というのがあります。また、第5条には親の指導を尊重するという内容も書かれています。
5条だけを見ると、親の指導が効力を持つような印象がありますが(カエルもちょっと気になる)、それ以外の書いていることを見ると、第3条にあるように「子どもにとってもっともよいこと」を考えることが大切だと言っています。ユニセフのサイトはとても分かりやすいので、ぜひ、見てみてください。(知らないうちに、より見やすくなっていた)
カードで学ぼう!子どもの権利条約 | 日本ユニセフ協会

update 2025/2/7
Q.親が「〇〇しろ」「〇〇しなきゃいけない」ばっかりで嫌です。
この記事の担当 うさえなが

Q.親が「〇〇しろ」「〇〇しなきゃいけない」ばっかりで嫌です。早くしろ、勉強しろ、、、私的にはもっとゆったりしたペースで生きたい。時間を有効的に使わなければならないのは分かってる。どうしたらいいのかな

A.えー、時間なんていっぱいあるのにね!
ゆったり、賛成!!

*ウ・サギから補足*
あなたがいいと思うペースで生きるのが、一番有効的に時間を使うことになるとウ・サギは思います。
自分の無理のあるペースで頑張ったり、「○○しなきゃ」で時間を使うと、目先のちょっとした成果(例えばテストの点とか)は出るかもしれませんが、そこで出る成果が人生の幸せには結びつくことは少ないと感じます。
ウ・サギは自分が生きることを、自分という乗り物を乗りこなすみたいに思っている部分があるのですが、あなたはあなたという乗り物に乗ってしか生きていけないので、自分のエンジンに合った走り方をするのが一番だと思っています。

update 2025/2/7
Q.親が私の机を勝手に触り、物をいつの間にか取られたりもする。やめてほしい。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.リビングにある私の学習机を勝手に親に触られて、物をいつの間にか取られたり、異動させられます。やめてほしいです。私の唯一の場所なのに、勝手に触られたり、なくなってるので、嫌だし、困るし、怖いです。

A.嫌だし、困るし、怖い・・・もし自分が同じ目に遭ったらと想像すると、似たような気持ちになると思いますし、「やめてほしい」という願いに120%共感します。
もし叶うものなら所長たち全員で、親を説得しにいきたいくらいです。

他人相手にしたらと考えると、机を勝手に触るのは、非常識な振る舞いだと感じる人や、不快に思う人が多いかと思うのですが、、親子という特殊な距離感、価値観が悪さをして、親が子の境界に侵入する例がこの国では多い気がします。(相手の場所に勝手に入ってはいけないという話は、心理学で「バウンダリー」という言葉があるので、よかったら調べてみてください)

とにかく、ウ・サギはあなたの「嫌だ」を支持しますし、いつか何らかの形で、その声が親に伝わる日がきてほしいです。

update 2025/2/3
Q.家族から大切にされてないと感じてさみしい
この記事の担当 ウ・サギ

Q.家族から大切にされてないと感じてさみしい
この気持ちはどうすればいいですか

A.さみしい・・・切実で、行き場のない気持ちだよなぁとウ・サギは思います。
どうすればいいかは、ウ・サギもうまく答えは出せないのですが、気持ちはどこかに表現し、受け取ってもらう(理解し、承認される)ことがまず何よりも大事なように感じますし、生きづLABOの質問もそういった存在になれたら、と考えています。

その上で、もっと解決を目指して進んでいくなら、色んな道があるとは思っていて
①家族以外の誰かに大切にされる方向で満たす
②自分のさみしいを分析・分解して、解消できそうな部分を探す
③創作で発散、表現する(心理学で「昇華」といわれるやり方です)
④自分の想いを家族に伝えてみる(これが最も正攻法といえばそうなのですが、難しそうだから質問を送ってくれたのかなとは想像しています)
などが浮かびました。

ただ、どれをやるにしても、時々気持ちを話して自分を振り返る機会をもつことが大切だと思うので、またよかったら質問も使ってください。

update 2025/1/28
Q.家族を作る方法は結婚しかないのか。ライフステージと共に色々と変わっても繋がりが続く人間関係の中で暮らしたい。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.家族を作る方法は結婚しかないのでしょうか。
生活習慣や価値観、趣味がライフステージと共に変わっても、繋がりが続くような人間関係の中で暮らしたいです。でもどうしたら作れるのかわかりません。

A.とても、自然で自由な発想であり、カエルは全面的に賛同します。
カエルの周りにはいわゆる支援という機会に出会ったオタマジャクシたちがたくさんいます。オタマジャクシたちと結婚もしていませんし、養子縁組もしていませんが、カエル的には困ったときには何となくお互いに緩く助け合い、気に掛けるような関係だと思っています。
また、オタマジャクシたちのほとんどは、従来の家族とのつながりから逃れてきた人たちもいるので、新たなつながりを作ろうと模索しているところもあり、あなたの質問とまさにぴったりのテーマだったので、ちょっとびっくりしました。
実は、このテーマについてカエルは一つ考えている方法があるので、近いうちに「みんなで資源開発ラボ」のコーナーで具体的な提案をしようと思っています。その際はぜひ、ご意見をください。

update 2025/1/27
Q.少しでも気分が楽になればと思い外に出たが、ショックなことがあった。どう気持ちを整理したらいいか。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.家族と同居の家が居心地悪くて、少しでも気分が楽になればと思い外に出たのですが、外でショックなことがありました。この気持ちのまま家に帰るのはつらいです。どう気持ちを整理すればいいですか。

A.所長室は回答までに少し時間がかかっちゃうので、家に帰るのに間に合わずすみません。
期待していたことがなくなってショックなときは、新しく「ちょっと嬉しい・贅沢なこと」を追加して対処することがウ・サギは多いです。好きな飲み物を買うとか、読みたかった本を借りるとか、無料で読めるまで待っていた漫画に課金しちゃうとか、本当はしたいけど面倒でやってなかったor我慢してたものを一つ解放します。

家族と同居の家が居心地悪いのは、しんどいですね…。
メンタルの健康は環境に左右される部分が大きいと感じるので、家以外の居場所がたくさんあって、家を出るのも簡単な世の中だったらどれだけの人が救われるだろうか…と思うウ・サギです。

update 2025/1/22
Q.地元から脱出したいのに短期離職を繰り返している。どうしたら関東で暮らせる?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.狩猟採集社会に生まれたかった虐待サバイバーです。民度の低い地元から脱出したいのに短期離職を繰り返して就活ダメダメです。どうしたら関東で暮らせますか

A.カエルも基本、狩猟生活なので、自己紹介に親しみを覚えました。
さて、どうしたら関東で暮らせるかについてですが、カエルは関東で暮らしたことがなく、むしろ関東から遠く離れたところでしか暮らしたことがないため、あまりいい回答ができそうにありませが、質問から想像した範囲でお答えしようと思います。
短期離職をしているとのことですが、たくさん離職できるほど就職はできちゃうということなのかなと考えました。であれば、就職できちゃう力を使って、もともと短期就職を渡り歩く設定で作戦を立ててみるのはどうでしょうか。
もしくは、虐待サバイバー(頼れる家族がいない)ことを利用して、いったん、関東で自立支援をしてくれるところにつながり、住まいを紹介してもらい、就職がうまくいかない場合、自立のために生活保護などのサポートを受けて地盤を固めてしまってから、自立を目指す方法もあるかもしれません。

ちなみに「民度が低い地元」とありますが、民度とはどのようなところから気づくものなのか知りたくなりました。カエルは民度というものについてあまり普段考えたことがないので、イメージしにくいのと、「地元は民度が低い」という場合の地元というのはどの範囲を示すのかというのも、リサーチ方法によってかなり異なりそうだと思ったりしています。

update 2025/1/20
Q.どうしても死にたくなってしまう。自傷もしてしまうし自分はだめなんだなと思う。
この記事の担当 やみーペン

Q.どうしても死にたくなってしまいます。
自傷もしてしまうし、自分はだめなんだなと思います。
それに、学校に行きたくないんです。
家にいても辛くてどうしたらいいのかわからないんです。
自傷もやめたいのにやめられません。

A.何処にいてもつらい気持ちになってるように思うから、それは死にたくなっちゃうし自傷もしちゃうよねーって思った。
やみーペンは最近、「こうしなきゃ」が自分の中にあるとつらいが強くなる気がして、なんでだろ?って考えてる。「どうでもいいか〜」がいっぱいの時は、あんまりつらいって出てきにくい気がしてるんだよね。

update 2025/1/16
Q.親に「お前なんて産みたくなかった」と言われた。これって虐待?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親に「お前なんて産みたくなかった」と言われた。これって虐待?

A.虐待は、虐待か虐待じゃないかというグレーゾーンがたくさんあって、こういわれたから「はい、虐待認定です」というものではないのですよ。そのうえで、ポイントをお伝えすると…
①言われた子どもの気持ちやダメージ
②どういう状況でどういった文脈で言われたかの意味合い
③言った親側の事情
あたりが関係してくるかなと思います。

一番大事なのは
①でそう言われて子どもが深く傷つき、そのことが後にも引きずるようなダメージを受けているのなら、それは心理的な虐待にあたるとカエルは思います。
子どもがそんなことを言われても全然へっちゃらで気にしないのなら、虐待には当たらないこともありますが、だからといって言ってもいい言葉ではないと思われます。

また、②に関連して、ふざけている場面だったり、演劇のセリフとして言ってるのなら虐待にはならないこともあります(ふざけていても、子どもにダメージを与えるのなら、それは不適切だと思います)。

そして、③ですが、親と言っても一人の弱い人間なので、追い詰められたり、心の余裕がなかったり、自分自身もそういったことを言われてきた経験など、事情があり言ってしまうこともあると思います。親が追い詰められているからと言って子どもを否定したり、尊厳を傷つけることが許されるわけではないのですが、そのようなことを言ってしまう背景には、子育てを不当に親に丸投げしている現状もあることはカエルとしては心配しています。

update 2025/1/14
生きづLABOが居場所と仲間になるために
この記事の担当 生きかたカエル

こんにちは、生きかたカエルです。

久しぶりにブログを書きたくなりました。

というのも、所長室の質問箱にコンスタントに質問が寄せられ、地味に回答しているのですが(目下のところ、質問箱だけが生きづLABOの活動になりつつあります…苦笑)、回答しながら、いろいろと考えることがあり、「そうだ、ブログを書こう!」という気持ちになりました。

質問箱に来る質問は、カエル的にはとてもいい質問がやってきます。

何がいい質問かというと、「世の中についていいところを突いてくる」質問という意味です。

そして、比較的、若いというのか幼いというのか、小学生とか中学生ぐらいと思しき子どもたちからの質問も多い印象です。

我々所長たちは、生きづLABOを開設したときに、そうした年齢層と「生きづらさ」とか「死にたい」とかそういうことを一緒に考えられるサイトになることを意識したので、子どもたちが来ることはとてもうれしいことです。(もちろん、どんな年齢層も大歓迎ですが、既存のサイトで子ども向けのものが少ないのでは?という課題意識があったのでした)

ただ、質問からは子どもたちがとても苦しい思いをしていることも伝わってきて、それは悲しくもあり、歯がゆくもあり、理不尽でもあります。

しかし、子どもたちが素直な気持ちで「生きづらい!」とか「おかしい」とか「苦しい」など問いかけてくることには頼もしさがあり、「その違和感や苦しさはとてもまっとうだ」と思い、「無駄にはしたくない」と思う気持ちになります。

最近、「仲間になりたい」「居場所がほしい」という声もあり、生きづLABOを通じて仲間づくり(まずは所長たちと仲間になれたら…)や居場所づくりをしていけないかと野望を抱くカエルでした。

カエルとしては、家出についてこれまでも書いてきているのですが、子どもが自分の家庭(ホーム)の環境を選べたり、改良したり、何かしらの効力を持つ方法がないかとずっと考えています。

子どもはいつも大人(特に親)の都合で、どこで誰とどのように暮らすかという大切なことが決められてしまいます。ホームは子どもが生きる上でいろいろな意味で重要な要素を持つため、ホームが選べないことは、ずいぶんと権利を奪われてしまう状況といえるのです。

子ども時代に権利を奪われると、持っている力を伸ばす機会を失い、同時に自信も失ってしまいます。大人になって自分らしくそれなりの力を発揮しながら、社会の中で生きていくことがいろいろな意味で難しくなります。

それは、人の成長や発達の過程を考えると当たり前なことなので、いろいろな子どもたちがいる中で、それぞれに合った育つ環境を得ることができるよう、選択の幅を広げていくことが必要なのではないかと思うのです。

同じように、学校に行きたくないという質問がたくさん来ています。

学校についても、子どもにとってかなり大きな影響力のある存在であるのに、その特殊性(多様性や自主性がとても限られている、子どもの選択権が少ないなど)は相変わらずで、課題が多くあると思っています。

家庭と学校がもっと子どもたちのためのところになるように…という方向性もあるのですが、それはそれで限界があるので、家庭でも学校でもない居場所がもっと多様に増えていくという方法もありじゃないかと思っています。

だから仲間や居場所の作り方について、生きづLABOでみんなと一緒に考えてみたいです。

一緒に考えることができたら、そのプロセスが仲間づくりになったり、居場所になったりするとカエルは思うのでした。

だから、質問をくれている人たちはカエルの中ではみんな仲間だと勝手に思っています。

update 2025/1/11