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タグ学校・勉強
Q.勉強させるのは親の義務で、わたしたちが勉強する義務ってないですよね。
この記事の担当 うさえなが

Q.なんで親は「勉強しろ」って馬鹿の一つ覚えみたいにたくさん怒ってくるんですか?
勉強させなきゃいけないのは親の義務で、でもわたしたちが勉強する義務ってないですよね。権利ですよね。これって屁理屈ですか?

A.むむむ・・・むずかしいお話はわからない
でも、たくさん怒ってくるのは、いやだなあ
そんな怒っても意味ないのにね!

*生きかたカエルから補足*
至極真っ当なお怒りモードの質問、カエルは頼もしさを覚えます。
しかも、感情的な親を観察し、「馬鹿の一つ覚えみたいにたくさん怒ってくる」と表現できるあたり、あなたの力と感性を感じます。

もう少し、カエルの意見をお伝えすると、子どもに勉強をさせなきゃいけない義務は親にはありません。親(大人)には、子どもに対して、学ぶ権利を保障する義務があるのです。そして、子どもは学ぶ権利があります。

そして、「学ぶ」=学校の勉強ではありません。
学校の勉強も学びの一つではありますが、それ以外にも大事な学びはたくさんあります。あなたが学校の勉強に魅力を感じず、もっと学びたいこと、やりたいことがあり、それをやろうとしているのに「勉強しろ」と一方的に怒ってくるのくるのは子どもの学ぶ権利を侵害していることになります。

学ぶ権利を阻害する大人の振る舞いはアウトです。でも、それ以前に子どもに学びを保障することがどういうことなのか、大人の理解がないことが、無自覚に学ぶ権利を侵害していることの原因のようにカエルは思っています。

学校の勉強がこういう疑問を自由に出し合い、「権利」についてもっともっと学ぶ機会であるのなら、カエルも「もっと勉強すべし」と進言したい気持ちになりますが、怒ったり、一方的に押し付けることはアウトだとカエルは思っています。

それから、屁理屈についてですが、子どもは屁理屈を堂々と言う権利があるとカエルは思っています。
社会のことがあまり分からないので、何が理屈か屁理屈なのか分からないのが当たり前だからです。それを大人がまともに受け止めて、議論をすることが大切だと思います。よく大人が子どもの意見に「それは屁理屈だ」と言うことがありますが、意外と大人側に正当な理屈がなくて、理論的に説明するのが無理な際に封じ込め作戦として使う方が多いです(カエル調べ)。
かくいうカエルもオタマジャクシの時にはしばしば意見を伝えては「お前はいつも屁理屈を言う」と封じ込まれていました。その時は気づかず、私は屁理屈な人間なのかなと思ったときもありましたが、今なら正当な意見や疑問を抱いていただけだと思えます。

update 2024/11/17
Q.学校も勉強も義務じゃなく権利なのに、なんで学校にいかないと変な目で見られるの?
この記事の担当 うさえなが

Q.学校に行くのは義務じゃない。
勉強するのは義務じゃない。
権利でしょ?
なのになんで学校にいかないと変な目で見られるの
なんで学歴社会なの。

A.うん、うん、その通りだ!
って生きかたカエルとウ・サギがめっちゃ頷いてる

*生きかたカエルから補足*
その通りです。
子どもには学ぶ権利があります。
子どもの権利条約の第28条には教育を受ける権利について書かれています。
また、29条の「教育の目的」には「教育は、子どもが自分のもっている能力を最大限のばし、人権や平和、環境を守ることなど学ぶためのものです」と書いています。だから、学校があなたの持っている能力を最大限のばすものでないとか、人権や平和、環境を守ることなどを学ぶところでないのなら、行かない選択をしても構わないとカエルは思います。
そして、行き過ぎた学歴社会についても、国連子どもの権利委員会は日本に対して、過度に競争的な システムを含むストレスの多い学校環境から子どもを解放するために措置を強化するように求めています。1994年に日本が子どもの権利条約を批准して以来、毎回のように「過度に競争的な学校システムの見直し」を勧告されていますが、なかなか改善がないのはどうしてかな?とカエルは思います。
そして、「子どもの意見の尊重」についても、強化を求められ続けています。子どもに関係することに子ども自身が意見を伝える機会があり、そこで力を発揮することが大切だと言われているのです。
だからあなたがこのような意見を持っていることをカエルは全面的に支持をしたいと思います。
そして、あなたの質問にお答えするとしたら
「日本が遅れているからです」ということになります。
と言っても、カエルも一応日本に所属している一員なので、他人事ではなく、一緒にこうした意見を伝えて、現状を変えるようともに発信していきましょう。

update 2024/11/18