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タグ社会派
Q.特技も運もない自分はこの先、生き延びることができても楽しい人生なのか
この記事の担当 生きかたカエル

Q.引きこもりでもパソコンやITに強いとか、障害があっても芸術の才能があるとか、それを見つけて支援してくれる人と巡り会える運を持ってるとか、そういう特技も運も何も無くただダメな自分はこの先、生き延びることができても果たして楽しい人生なのかな

A.いやいや、生きづLABOというサイトを見つけてきた運と、こうして所長の質問箱に質問できる実力があれば、生きのびられるとカエルは思います。

そもそも、何が楽しい人生なのかは一律ではないので、特技や運が人生の楽しさと直結するものではないとカエルは思います。
カエルの仲間でも、井の中の蛙は楽しいことを見つけるのが得意ではないけれど、広い海に出ていくと価値観が変わり、楽しいことも変化することはよくあります。
出ていくといっても、物理的に外に出ることだけではなく、いろいろな価値観や人生があることを感じ取る機会があることが大切かと思います。
サイト情報も一つの手段ですが、視野を狭くする情報もたくさんあるので、情報を選ぶのが難しいですね。

update 2024/11/7
Q.社会でいつも発言力を持った人たちが権力を握っていてすごく嫌
この記事の担当 生きかたカエル

Q.社会でいつも発言力を持った人たちが権力を握っていて、自分勝手に使っていて、すごく嫌です。大人も親も友達も助けてくれない。どうすればいいですか。

A.発言力を持った人たちが権力を握っているという真実に気づいてしまいましたか…人間界はいつの時代もそうだったのかもしれないとカエルは思っています。
カエル調べでは、発言力があり権限を握っている人は実は世間知らずで怖がりであるという研究結果もあります。広く見ることができないとか、周囲から攻撃されるのではないかとおびえて、自分の力を必要以上にふるってしまう傾向にあるのだろうと思っています。自分の意見を権力に関係なく、自由に伝え、誰かの意見にも耳を傾けるような対話の機会が人間界には少なすぎますね。
どうすればいいかというと、とにかく対話することです。ここに質問をくれたこと自体、何かしらの「問い」をあなたは投げかけていて、それにカエルがこうして考えて応答しています。
おそらく、大人も親も友達も対話の大切さに気付いていないのでしょう。あなたの近くに対話できる人がすぐに見当たらないとしても、実は意外なところにいたり、こうして生きづLABOでは何かしらの問いをいつでも待っています。

update 2024/11/12
Q.「甘えるな。あなたは仕事を選べる立場にない」という回答を理解したいがぶっ壊れそう
この記事の担当 生きかたカエル

Q.仕事が続かない・職歴の問題で仕事が決まらないと悩む人に対し「甘えるな。あなたは仕事を選べる立場にない。皆が嫌がるような辛い仕事でもやれ。」という回答を見て、理解したいけど今の辛さにさらに辛さをプラスしたら逞しく成長する前にぶっ壊れそうです

A.そんな迷回答はどこのどなたがしたのかわかりませんが、知らないうちに行き過ぎた能力主義、資本主義の奴隷になってしまっている方だとカエルは思いました。
人間は野生動物と異なり、お互いを尊重したり、支え合ったり、権利という概念をつくってそれを守ろうとしたり、文化的で社会的な生活をすることに合意しているはずなのですが、人間の人間らしさを通り越し、生産性を上げる機械として、経済発展の道具として扱う傾向がいつのまにやら高くなり、それが当たり前になりつつあるのがとても困ったことだとカエルは考えています。

人間が人間らしくパフォーマンスを発揮するために、一人ひとりに応じて能力や特性に合った環境で仕事をするのが大切なのは明らかです。
それを、機会や道具のように誰もがノルマや一定水準を達成することを求められると、それにそこに達しない人はまさにぶっ壊れてしまいます。

人が働くのは豊かに生きるためであり、個人が犠牲になるのは本末転倒なのだとカエルは思っています。
でも、現実はそうじゃないのですよね…だから、こんなにも死にたい気持ちになる人がいるのでしょう。

仕事が続かない・職歴の問題で仕事が決まらないと悩む人に対して、カエルは「あなたのポテンシャルを活用するだけの仕事の種類や環境が今の社会には用意されていないのです。焦らず、無理をしないでできる仕事を探してください。少ないかもしれせんがどこかにはあると思います。そして、見つからない間、経済的に困るのであれば、いろいろな支援策を活用することをおススメします。あなたに見合った仕事が用意されていないのですから、社会のサポートを活用することは自然なことです。あとは、雇用されるのではなく、起業をする道も検討してみてください。どんな仕事をどんなふうにするのなら働けそうか、既存の仕事の常識の枠から離れて考えてみてください。そういう考え方をする人が増えることが働き方が変わる第一歩だと思っています」と答えたいです。

でも、こういった回答をすると、相談にあったように「甘えるな!」と言われてしまい、ふりだしに戻ります…苦笑
実は「甘えるな!」と言っている人たちも今の働き方がいいと思っていないのです。過剰な努力を強いられていてしんどいから、「同じように頑張れ、我慢すべき」という思考になってしまう側面があるのだろうと思います。
有限な人の力を出し合って、できるだけ多くの人たちが力を発揮できるよう、働き方や生き方を変える必要があるのです。
生きかたカエルの願いです。

update 2024/11/15
Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談を見るたびに辛いです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談が大嫌いです。ごめんなさい。でも、見るたびに辛いです。守られた場所からどんなお言葉を貰っても、そうはなれない自分が余計に惨めで苦しく思えるからです。悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。

A.「守られた場所からどんなお言葉を貰っても」という表現と、「悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。」の表現がグッドだと思いました。
また、この大嫌いの話を伝える先に、生きづLABOを選んでくれたのも感謝です。あなたの「大嫌い」は、強い違和感の表明、という色合いがあると感じているし、違和感はこの社会について考える上でとても大切なものだと思っています。

今は幸せになれました系の発信は、自分の立場と他の人の立場の違いを十分に知らずに(社会的優位性に無自覚に)語られている場合が多いので、ウ・サギは見ないようにしています。どうして自分はできないのだろう・・・自分はダメなのかな・・・?と思って、元気を失ってしまうので。
生きづLABOとしても、見ることで余計に惨めになったり苦しくなるのではなく、少しでもほっとできたり本来その人のもつ力を取り戻せる情報発信をしていきたいところです。

update 2024/11/15
Q.勉強させるのは親の義務で、わたしたちが勉強する義務ってないですよね。
この記事の担当 うさえなが

Q.なんで親は「勉強しろ」って馬鹿の一つ覚えみたいにたくさん怒ってくるんですか?
勉強させなきゃいけないのは親の義務で、でもわたしたちが勉強する義務ってないですよね。権利ですよね。これって屁理屈ですか?

A.むむむ・・・むずかしいお話はわからない
でも、たくさん怒ってくるのは、いやだなあ
そんな怒っても意味ないのにね!

*生きかたカエルから補足*
至極真っ当なお怒りモードの質問、カエルは頼もしさを覚えます。
しかも、感情的な親を観察し、「馬鹿の一つ覚えみたいにたくさん怒ってくる」と表現できるあたり、あなたの力と感性を感じます。

もう少し、カエルの意見をお伝えすると、子どもに勉強をさせなきゃいけない義務は親にはありません。親(大人)には、子どもに対して、学ぶ権利を保障する義務があるのです。そして、子どもは学ぶ権利があります。

そして、「学ぶ」=学校の勉強ではありません。
学校の勉強も学びの一つではありますが、それ以外にも大事な学びはたくさんあります。あなたが学校の勉強に魅力を感じず、もっと学びたいこと、やりたいことがあり、それをやろうとしているのに「勉強しろ」と一方的に怒ってくるのくるのは子どもの学ぶ権利を侵害していることになります。

学ぶ権利を阻害する大人の振る舞いはアウトです。でも、それ以前に子どもに学びを保障することがどういうことなのか、大人の理解がないことが、無自覚に学ぶ権利を侵害していることの原因のようにカエルは思っています。

学校の勉強がこういう疑問を自由に出し合い、「権利」についてもっともっと学ぶ機会であるのなら、カエルも「もっと勉強すべし」と進言したい気持ちになりますが、怒ったり、一方的に押し付けることはアウトだとカエルは思っています。

それから、屁理屈についてですが、子どもは屁理屈を堂々と言う権利があるとカエルは思っています。
社会のことがあまり分からないので、何が理屈か屁理屈なのか分からないのが当たり前だからです。それを大人がまともに受け止めて、議論をすることが大切だと思います。よく大人が子どもの意見に「それは屁理屈だ」と言うことがありますが、意外と大人側に正当な理屈がなくて、理論的に説明するのが無理な際に封じ込め作戦として使う方が多いです(カエル調べ)。
かくいうカエルもオタマジャクシの時にはしばしば意見を伝えては「お前はいつも屁理屈を言う」と封じ込まれていました。その時は気づかず、私は屁理屈な人間なのかなと思ったときもありましたが、今なら正当な意見や疑問を抱いていただけだと思えます。

update 2024/11/17
Q.学校も勉強も義務じゃなく権利なのに、なんで学校にいかないと変な目で見られるの?
この記事の担当 うさえなが

Q.学校に行くのは義務じゃない。
勉強するのは義務じゃない。
権利でしょ?
なのになんで学校にいかないと変な目で見られるの
なんで学歴社会なの。

A.うん、うん、その通りだ!
って生きかたカエルとウ・サギがめっちゃ頷いてる

*生きかたカエルから補足*
その通りです。
子どもには学ぶ権利があります。
子どもの権利条約の第28条には教育を受ける権利について書かれています。
また、29条の「教育の目的」には「教育は、子どもが自分のもっている能力を最大限のばし、人権や平和、環境を守ることなど学ぶためのものです」と書いています。だから、学校があなたの持っている能力を最大限のばすものでないとか、人権や平和、環境を守ることなどを学ぶところでないのなら、行かない選択をしても構わないとカエルは思います。
そして、行き過ぎた学歴社会についても、国連子どもの権利委員会は日本に対して、過度に競争的な システムを含むストレスの多い学校環境から子どもを解放するために措置を強化するように求めています。1994年に日本が子どもの権利条約を批准して以来、毎回のように「過度に競争的な学校システムの見直し」を勧告されていますが、なかなか改善がないのはどうしてかな?とカエルは思います。
そして、「子どもの意見の尊重」についても、強化を求められ続けています。子どもに関係することに子ども自身が意見を伝える機会があり、そこで力を発揮することが大切だと言われているのです。
だからあなたがこのような意見を持っていることをカエルは全面的に支持をしたいと思います。
そして、あなたの質問にお答えするとしたら
「日本が遅れているからです」ということになります。
と言っても、カエルも一応日本に所属している一員なので、他人事ではなく、一緒にこうした意見を伝えて、現状を変えるようともに発信していきましょう。

update 2024/11/18
Q.正社員にならないと人生が行き詰まるみたいな記事をみると不安になる
この記事の担当 生きかたカエル

Q.正社員にならないと人生が行き詰まるみたいな記事みると不安になります。正社員にならなきゃプレッシャーも少しあるのです。考えすぎですか?

A.そんな記事はどこの誰が書いたのでしょうかね。
おそらく世間知らずなのか、誰かの回し者として送りこまれ、不安をあおるために書いた記事なのかもしれません。

正社員にならないと人生が行き詰まるかどうかは、一人ひとりが自分で感じて、決めることであり、他の人があーだこーだと言うことではありません。ただ、正社員にならないことに不安を感じたり、ならなくてはとプレッシャーを感じることはあなた自身の大切な気持ちなので、それをなかったことにするのはよくないです。きっと、何かしらの不安やプレッシャーがあるのだろうと思います。本当は何に不安なのか、何が一体プレッシャーと感じているのか改めて考えてみるとよいかもしれませんね。

カエルとしては、一般論と個人的な事情は切り離して考える必要があると考えています。
一般論として、正社員の方が不安が少ないと言うことになっているかもしれませんが、正社員の責務が自分に見合わないとしたら、正社員になったことで安心するのではなく、逆に不安やプレッシャーを背負うこともあるでしょう。そして、正社員といっても、どんな会社の正社員になるかによって全然事情は異なります。

つまり、正社員になるかならないかということに思考のコストを割くより、どんな働き方なら自分の力が発揮されるのか考えることをおススメします。すぐに見つからないかもしれませんが、そういう思考をする人が増えると働き方も変わってくるようにカエルは思っています。

update 2024/11/21
Q.勉強は義務じゃなく権利なのに、なんで学歴重視の社会なの?
この記事の担当 うさえなが

Q.勉強するのは義務じゃなくて、権利。
なのになんで学歴重視の社会なんですか?
なぜ学校にいかないと白い目で見られるんですか。
なぜ学校以外の居場所が欠乏してるんですか。
前も似たような質問をしたかもしれないですけど、すみません。

A.うんうん。また、生きかたカエルとウ・サギが頷いてるよ!

*ウ・サギから補足*
まっとうな主張と怒りだとウ・サギは感じます。
ウ・サギの身近なニンゲンでも、学校に行かなかった人がいますが、世間からの目のプレッシャーは感じ続けていたと話していました。
学校に行かない選択ができて、たとえ学校以外の居場所に出会えたとしても(それができずに苦しみながら学校に通い続ける子もいるでしょうし…)、選択肢が乏しく、世間の目にも脅かされるのでは、子どもが安心して成長できる社会になれてるとは思えないところです。

ただ、学歴重視の社会については、実際のところ薄れてきているというのがウ・サギの実感です。新卒カードという限定したシチュエーションでは有利かもしれませんが、今はどこも人材不足が深刻なので、学歴云々を気にしてられなくなっていると感じます。
大人になってから通信の大学などに行って、就きたい職業のための勉強をしたり資格をとる手もあります。
ウ・サギはあなたのあなたらしさを応援します。

update 2024/11/27
Q.あなたの性質はスピードや生産性を求める社会で受け入れにくいものと病院で言われた
この記事の担当 生きかたカエル

Q.あなたの性質は今のスピードや生産性が求められる日本社会では受け入れにくいものと病院で言われました。そんなことは子供の頃から嫌ってほどわかってました。それでも生きていくにはどうすればいいかわかりません。適応できなければ死ぬしかないのでしょうか

A.その病院の医師はカエルとしては時代遅れな医師だという評価をしたいです。言い方が間違っていて、「今の社会が求めるスピードや生産性は、あなたという貴重な人材のポテンシャルを受け入れるだけの度量やキャパがないのです」が正しいとカエルは思っています。
あなた自身がそれほど変わる必要はありません。
個人が無理をして適応しようと変わる必要はないですが、生き方や考え方を変えていく必要がありますし、みんなで社会を変えていく必要があります。
もう少し突っ込んで言うと、みんなが無理をして適応するから社会は変わらないのです。適応するのをやめて、適応しなくても済む方法を考えたいし、実現したいです。

update 2024/11/27
Q.自分は「大人の義務」を果たす立場にあるのに「もっと守れ」などの感情しか出てこない
この記事の担当 生きかたカエル

Q.どうしたら大人になれますか。
自分は既に、選挙とか労働とか子どもの意見を受け止めるとかの「大人の義務」を果たさなければならない立場にあるのに、「もっと守れ・もっと与えろ」という感情しか出てきません。私は弾き損ねた欠陥品なのでしょうか。

A.あなたの書いている「大人」とは一定の年齢や形式的な肩書ではなく、社会に貢献し、子どもたちの気持ちを受け止め、守れるような実態を持ちたいという意味での「大人になる」ということなのだろうと受け取りました。
もし、その理解で合っているのなら大人になるための方法はただ一つ「ちゃんと子どもをやること=(子どもの権利を守られること)」だろうと思います。
「もっと守れ・もっと与えろ」という感情しか出てこないという現状は積み残された権利があるのだろうとカエルは思うので、年齢は関係なく、子ども時代に保障されなかった権利を保障されるような経験をすることをおススメします。
ただし、現実としては年齢が大人になると、子ども時代なら周囲の大人や社会から保障されていたいろいろな権利が「自分の責任で守ってね」とされてしまします(カエル的にはこの世の三大理不尽の一つに認定したいぐらい)。だから、あなたもジレンマを抱えているのだろうと思います。
したがって、あなたは弾き損ねた欠陥品ではなく、子ども時代に権利保障の機会をどこかで逃してしまっただけだと思うのです。
積み残した権利をできるだけ取り戻す機会を探っていくことが大切だと思いますが、なかなか現実は厳しいです…。
ただ、大人をめぐるこうしたジレンマを自覚し、大人になることをこのように真剣に考えていることをもって、カエルからは立派な大人認定をしたいと思います。権利の積み残しはありながらもこのような悩みや苦しみをわかっているのは、まさに大人なのです。

update 2024/11/28