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タグ相談・支援等
Q.人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.様々な回答を拝見して、とにかく適度に人を頼ることがコツなのかなと思うのと同時にそんなに要領良く生きることができていたらそもそもここまで悩んでいないのでは、と思ってしまいました。(ごめんなさい)人を頼る為の何か具体的なアドバイスがほしいです。

A.率直な意見をありがとうございます(笑)
このツッコミはカエルとして相当に嬉しかったです。
適度に人を頼ること…それができたら苦労しないよ…ということを安易に勧めていたのかも…ハッと気づかされました。

具体的なコツと言われて考えてみましたが、人によって「コツ」は異なるだろうと思うので、コツになりそうな内容を整理してみますので、使えそうなものを選んだり、それぞれアレンジしてみてください。

①人選のコツ
頼るためには、頼る相手の選択が実はとても大切だったりします。人選で結果が大きく決まってくるからです。
・自分のセンスを信じること(この人いいかも、何か嫌かも…そんな自分の感性を信じてください)
・肩書きや立場で選ばないこと
・他の人の勧めや評判を頼りにしない(他の人がいいと思う人が自分に合うとは限らない)
結局、手を変え品を変え、同じようなことを言ってますが、要するに相談する人を選ぶときには自分を信じて、自分自身と相談してみてください。

②練習や準備のコツ
相談や頼るためには、実は練習が必要なのです。頼るのが上手な人たちは、子どもの頃から、頼る練習を日常の経験の中で繰り返し経験していて、そこから人を頼る術を身につけています。一方で、頼ることが苦手な人は、失敗した経験が多かったり、強烈な失敗経験から頼ることへのイメージが悪くなっていたり、我慢することがデフォルトになっていて、いざというときに上手くいかない、そもそも頼れないということになります。だから練習や準備が有効なことがあります。
・自問自答する
自分で書き出したり、ブツブツ言ってみたり、自分の中にある困りごとやモヤモヤを1人で出してみましょう。とにかく外に出してみることで、気づくことがあったり、整理されたり、少し楽になったり。他の人に伝えるための準備になることが多いものです。
・匿名の相談を利用する
今は匿名の相談窓口がいろいろあります。匿名の相談はその相談によって悩みごとと直接解決するより、相談の練習機会として有効に機能します。どんなふうに相談すると伝わるのか、伝わらないのか。どんな対応をされると嫌なのか、どんなことを言われるとどんな気持ちがするのか、自分の気持ちに気づく機会になります。匿名の相談は相手が見えないので、気を遣う必要がありません。せっかく親身になってくれているのだから申し訳ないとか、断りにくいという気持ちがあっても、対面や知っている人に相談するより、ドライに相談を途中で放棄することもできますし、率直な気持ちを伝えることに抵抗が少ないと思います。

③頼る本番のコツ
・小出しにする
いきなり本題に入らず、ジャブを仕掛けてみて、相手の反応を見てその後の方向性を検討するのもありです。
・途中でやめてもいい
頼ることが苦手な人がよく陥るのは、「申し訳ない」「迷惑をかけた」と思って、相手に合わせてしまうことです。頼ることは「途中でやめてもいいのだ」「人を変えてもいいのだ」と心に念じておきましょう。
・頼るというより「活用する」マインド
「頼る」という表現があまり適切ではないのかもしれないと改めて考えました。頼るというと、自分が無力な存在のように感じるからです。人の手助けを借りる、頼るというのは自分という資源を有効活用するために道具を使うのと同じなのです。だから、頼る相手を便利なアイテムや道具だと想定し、活用するという視点で進めてみましょう。
そうすると、あれ?何か違うぞ、これは便利ではないと感じたり、道具に使われているのではと感じたりするかもしれません。その時は見直すタイミングです。

思わず、長くなってしまいました…苦笑
少しは参考になるでしょうか💦
また、ツッコミどころがあれば、いつでもツッコんでください。

update 2024/10/17
Q.ただ話を聞いて欲しいと思って話すと相談と受け止められて結論を求められる
この記事の担当 ウ・サギ

Q.ただ話を聞いて欲しい、愚痴を聞いて欲しいと思って誰かに話すと、大概相談と受け止められて、あなたはどうしたいのという結論を求められることが多いです。
それがわからないから話してるのになと思います。

A.ウ・サギは昔それをやってしまって怒られたことがあるので(相談だと思って論理的に回答したら、そういうのじゃない!!と)、こころの中で冷や汗を流しながら読みました。
自分だけではわからない、気づけない、整理できない何かがあるから、人は誰かに話をするわけで、「どうしたいの?」と結論を求めるのではなく、想像して一緒に悩むのが大切なのか・・・とわかるまで時間がかかりました。

もし相手が昔のウ・サギのような人なら、「これは相談ではなく、ただ話を聞いて欲しいんです。自分でもどうしたいかわからなくて話しています」と最初から伝えることで解決する可能性はあります。でも、そう伝えてみてもうまく伝わらない相手なら、話す相手を変える必要があるかもしれません。
ウ・サギはネットの世界も利用しながら、腹が立ったときの愚痴向け、優しく寄り添ってほしいとき向け、気持ちを整理して一緒に解決策を考えたいとき向け、みたいに話し相手を使い分けています。そういえば、最近はAIも聞き役としてなかなか優秀らしいです。

update 2024/11/12
Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談を見るたびに辛いです。
この記事の担当 ウ・サギ

Q.自殺対策でよく特集される有名人の体験談が大嫌いです。ごめんなさい。でも、見るたびに辛いです。守られた場所からどんなお言葉を貰っても、そうはなれない自分が余計に惨めで苦しく思えるからです。悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。

A.「守られた場所からどんなお言葉を貰っても」という表現と、「悔しさをバネにして飛べたらいいけど、力尽きています。」の表現がグッドだと思いました。
また、この大嫌いの話を伝える先に、生きづLABOを選んでくれたのも感謝です。あなたの「大嫌い」は、強い違和感の表明、という色合いがあると感じているし、違和感はこの社会について考える上でとても大切なものだと思っています。

今は幸せになれました系の発信は、自分の立場と他の人の立場の違いを十分に知らずに(社会的優位性に無自覚に)語られている場合が多いので、ウ・サギは見ないようにしています。どうして自分はできないのだろう・・・自分はダメなのかな・・・?と思って、元気を失ってしまうので。
生きづLABOとしても、見ることで余計に惨めになったり苦しくなるのではなく、少しでもほっとできたり本来その人のもつ力を取り戻せる情報発信をしていきたいところです。

update 2024/11/15