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Q.相談員さんは「話してくれてありがとう」などと言うけど、どうしてそんな事を言うの?

この記事の担当 ウ・サギ

Q.相談員さんは、「話してくれてありがとう」「今回は死なないと言ってくれてありがとう」「また貴方と話したい」などと言ってくれます。けど、お礼を言うべきはこちらなのに、私にそんな事言われる価値なんてないのに、どうしてそんな事を言うんですか?

A.相談員さんごとに理由は違うかもしれないので、「こうかも?」とウ・サギが思うことを並べるだけになりますが、
・あなたに相談することへの不安や申し訳なさを感じ、それを和らげたいと思った
・大変そうな状況のため、また相談してもらうことが必要だと感じた
・そういった言葉がけがマニュアル的に推奨されている
・相談者に死なれてしまうのが自分は怖いから、死なないという言葉に安心してそれを「ありがとう」と表現した
などが浮かびました。

「話してくれてありがとう」は、死にたいと言われたときや、何か言いづらいことをカミングアウトをされたときなどに、そう言葉がけをしましょうと推奨しているパンフレットやら動画を時々見かけます。それは、私は否定せず受け止めるよ、安心して話して大丈夫だよ、と伝えるのが目的だという話だとウ・サギは捉えています。
だから「ありがとう」という言葉は、感謝というよりは、話して大丈夫だよというメッセージの意味合いが強いかもしれません。(日本語って難しいですね…)

update 2024/12/27