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Q&A > 生きかたカエル回答のQ&A
Q.趣味がない。自分が何を望むのか、しんどいのか、それもよくわからない。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.趣味がありません。やってみたいこともありません。自分が何を望むのかよくわかりません。逆に自分が今どこがどうしんどいのか、病院行って薬飲んで何か変わったのか、それもよくわかりません。子供の頃から現在までずっとぼんやりだるいことしかわかりません

A.カエルは趣味はなくてもいいと思うし、やってみたいことがなくてもいいと思っています。でも、あなたの悩みはおそらく、趣味ややってみたいこと、自分の望みを知りたいということなのでしょう。
子どもの頃から今までぼんやりだるいことが続いているようですが、そのぼんやりとだるい背景にはたくさんの我慢や麻痺、逃避や防衛があるのかもしれないと想像しました。やりたいことや趣味は安全の感覚や安心の上に成り立つように思います。土台を見つめ直してみることも一助になるかもしれません。
そして、自分のことは一人で考えていてもわからなくて、誰かと話したり関わったりすることで、比較をしたり、フィードバックをもらったりして理解が深まります。できるだけストレスにならない他者と関わる機会を持つのはどうでしょうか。こうして、質問を出してみることもある種の他者との対話なので、これがすでに第一歩ではないかと思いましたよ。

update 2024/12/12
Q.発達障害かどうかって大事?発達障害という言葉が濫用(?)されすぎていて余計に生きづらい
この記事の担当 生きかたカエル

Q.発達障害かどうかってそんなに大事ですか?発達障害という言葉が濫用(?)されすぎていて、余計に生きづらく感じています。

A.カエルも発達障がいかどうかということそのものはそんなに大事じゃないと思っています。発達障がいというひとくくりにするのはおかしいと思うからです。ただ、何かしらの説明がないと理解してもらえない人たちや誤解されてしまうような人たちがいることは確かだと思います。そのうちの代表的なものが発達障がいだと理解しています。
だから、発達障がいと説明したらこれまでよりわかってもらえるとか、誤解されなくなるのなら使えばいいと思いますし、別にそうした説明が役に立たないと思ったら使わなくてもいいと思います。そもそも、発達障がいかそうじゃないかというより、個人はそれぞれ違っていて、それなりの得意不得意もあり、感じることも考えることも違うし、その人なりの道理や背景や考えがあることを多くの人たちが理解するような世の中になれば、いちいち診断をしなくてもいいように思います。
でも、ちょっと人と違っているだけであれこれ言われたり、普通は~~とか当たり前には…などと、標準化を求められるようなクセはなかなかすぐには変わらないのかなと思うところもあり、だからこそ、不本意ではあるけれど、ある種の特徴を持った人たちをグループにして名前を付けて、わかりやすくし、社会サポートが届くようにしようとすることは必要な側面があるとは思います。
ただ、あなたのようにモヤモヤする気持ちもわかあるので、こうして議論できる機会があるのがいいですね。

update 2024/12/12
Q.親や今の環境から抜け出したい。病気あり無職でも一人暮らしはできる?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親や今の環境から抜け出したいです。
ずっとそう思ってきて時間だけが過ぎました。年々しんどくなってきてしんでしまいたいと思うことが増えました。
病気があり、無職ですがそれでも一人暮らしってできると思いますか。

A.病気があって、無職でも一人暮らしはもちろんできます。
もしも、障がい福祉サービスを利用できそう(自立支援医療を使っているような場合)なら、グループホームを利用するのが手軽だろうと思います。保証人問題とか、初期費用など含めて通常の一人暮らしをスタートするよりもハードルが低くなります。
病気で働くことが難しいのなら、生活保護も受けることができます。働ける分は稼いで、足りない分を生活保護からもらう人も世の中にはたくさんいます。お金がなくなってから、活用することもできます。
家を借りるためには、ある程度のお金があれば保証人の要らないマンスリーマンションのような物件を数カ月単位でまずは借りてみることができます。もう少し長期的に考えるのなら、保証人がいなくても保証会社を使って部屋を借りることもできるかもしれません。全国には家から出たい人たちが一時的に生活できる安価な部屋を提供しているところが意外とありますので、そういったサポートを利用することも一つの方法かと思います。

まずは自分がもっともコンディションがよくなる生活環境を整えることが、おそらく個人的にも社会のパフォーマンス的にも合理的だとカエルは思っています。無理をして何かを我慢し続けたり、しんどい状況に耐えることにエネルギーを使うよりも、少しでも得意なことをやってみたり、疲れ切っているような場合はまずは心身を休めたりすることも必要な時もあるでしょう。
ずっと思っているのなら、親や今の環境から抜け出すことが第一だろうとカエルは思うので、そのことを理解してくれて、手伝ってくれる人とつながることがとても大切かと思います。

update 2024/12/12
Q.自分の通っている高校が意外と治安が悪くてとても辛い
この記事の担当 生きかたカエル

Q.通信制高校についてです私は通信制高校に通っているのですが意外と治安が悪い(友達・先生への悪口、大声で誰が聞いても嫌な気持ちになるような話)ことに気が付きとても辛いです生きかたカエルさんはどう思いますか。

A.きっとあなた自身が特定の雰囲気や発言がとても苦手なのだろうと感じました。通信制高校というより、高校生年齢の人たちが群れを成せば、多かれ少なかれあることではあると思いますが、治安の違いはその学校集団の特徴によって傾向はあるかもしれません。
ただ、カエルは進学校に通っていたのですが、友達というよりみんながライバルでいつもどこかピリピリしていて、隙があれば周囲を蹴落とし合うような空気があり、とてもつらかったです。

どんな学校でもそっと集団から距離をとることができたり、一人で楽に過ごせたり、特定の集団ではなく、いろいろな人たちと選択して過ごせる機会があれば、いいのかなと思ったりします。

update 2024/12/4
Q.特に暴力を振るわれてるじゃないが親が嫌い。家を出るのは難しい?
この記事の担当 生きかたカエル

Q.親と家が大嫌いです。特に暴力を振るわれてるとかじゃないんです。でもとても嫌いなんです。家を出たいけど、やっぱ難しいですよね?

A.人ですから、相性があります。親も家も合わないし、大嫌いということは全然ありだと思います。そもそも、好き嫌いにあまり理由はないような気がします。
家から出るのは難しいことはないと思いますよ。(年齢にもよりますが)
家族間にトラブルがそんなに多くないような場合は、早いうちから寮のついた学校に行ってしまうとか、お金があまりかからない山村留学のようなものもあるかもしれません。
家族に何か問題がありそうなら、まずは相談できるところや自分の気持ちや事情を伝えられる人を見つけることをおススメします。

update 2024/12/4
Q.応募できそうな求人も「心身ともに健康な方」とあると応募を諦めます。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.応募できそうな求人を見つけても、条件に「心身ともに健康な方」とあると応募を諦めます。健康でないと金がかかる上に働くこともできず詰んだという感じです。心身ともに不健康な自分から見た社会には心身ともに健康な人なんてほとんどいないように見えます。

A.カエルも同感で、心身ともに健康な人は少ないかもしれませんね。
そもそも、健康は個人の素質、資質というより、どんな社会で暮らしているのかつまり社会環境が大きく影響していることだと思います。
例えば、食べる物があまり体によくない物であふれていたり、ストレスがいっぱいの労働環境だったり、家庭や地域社会でいじめや暴力などがたくさんあったりすれば、健康な人は少なくなるでしょう。
つまり、人々の健康は社会のバロメーターであるという側面があるとカエルは思っています。そういう意味では、今の社会はけっこうボロボロなところがありそうです。
ただ、そうはいってももともとの心身の丈夫さは人によって異なりますし、体も心も健康ではなくなる時もあることも自然なことです。「心身ともに健康な方」という条件を出すところは、『労働環境が過酷だから丈夫な人にしかおススメしません』と注意喚起をしているという見方ができます。
応募を諦めるというより「その条件は自分には合いそうもない」と取りやめるのは賢明な選択だとカエルは思うのでした。

update 2024/12/4
Q.普通になりたい。でも本当はこんな社会に馴染みたくないって思ってる。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.普通になりたい。社会で浮くことも沈むこともないようになりたい。でも本当はこんなクソみたいな社会に馴染みたくないって思ってる。きっと社会を馬鹿にしてるから社会に受け入れてもらえないんだ。

A.「普通」って実にいろいろなイメージや表現があると思っていましたが、「浮くことも沈むこともない」が普通のイメージなのですね。
そうなると、何が浮くのか、何が沈むなのか?と次なる疑問が湧きます。カエルにはよくわかりません。
きっと、「普通になりたい」という言葉は何かを象徴して使っている表現だと思うので、あなたなりの別の言葉で言い換えてみると何か糸口が見えてくるのかもしれません。
ただ、何らかのヒントは自分の中にあるように感じました。
自分が他の誰とも違う自分でしかないと思ったとき、あるいはそうありたいと思ったとき、誰もが普通ではいられないのだろうと思います。そして、そういう人が増えていったら、それが普通になると思っています。
でも、そうなると別の人が別の意味でやっぱり「普通になりたい」って思うような気がしています。(ぐるぐるしてきました…)

update 2024/12/4
Q.毎日家にいます。被害妄想でいっぱいで家の中でも身動きが取れません。
この記事の担当 生きかたカエル

Q.毎日家にいます。引きこもっています。外から物音がすると怖くてお腹が痛くなります。家にいることがバレて噂されてたらどうしようとか、いつか誰かに怒られるんじゃないかとか被害妄想でいっぱいで家の中でも身動きが取れません。息を潜めて生活しています。

A.それはつまり、安全ではない状態であるということでしょうかね。
物理的に現在いる家が安全ではないところであれば、別のところに移動する方向性を考えましょう。物理的にはそれほど危険ではないところであれば、あなた自身の心が安全ではない状態のようにお見受けします。
心の問題なら、医者などの専門家の手助けを借りる方法もありますが、あなたなりに思いあたることまずは自分で整理する方法もあるかと思います。
また、匿名のチャット相談などを使ってみるのもありだとカエルは考えます。

update 2024/11/29
Q.自分は「大人の義務」を果たす立場にあるのに「もっと守れ」などの感情しか出てこない
この記事の担当 生きかたカエル

Q.どうしたら大人になれますか。
自分は既に、選挙とか労働とか子どもの意見を受け止めるとかの「大人の義務」を果たさなければならない立場にあるのに、「もっと守れ・もっと与えろ」という感情しか出てきません。私は弾き損ねた欠陥品なのでしょうか。

A.あなたの書いている「大人」とは一定の年齢や形式的な肩書ではなく、社会に貢献し、子どもたちの気持ちを受け止め、守れるような実態を持ちたいという意味での「大人になる」ということなのだろうと受け取りました。
もし、その理解で合っているのなら大人になるための方法はただ一つ「ちゃんと子どもをやること=(子どもの権利を守られること)」だろうと思います。
「もっと守れ・もっと与えろ」という感情しか出てこないという現状は積み残された権利があるのだろうとカエルは思うので、年齢は関係なく、子ども時代に保障されなかった権利を保障されるような経験をすることをおススメします。
ただし、現実としては年齢が大人になると、子ども時代なら周囲の大人や社会から保障されていたいろいろな権利が「自分の責任で守ってね」とされてしまします(カエル的にはこの世の三大理不尽の一つに認定したいぐらい)。だから、あなたもジレンマを抱えているのだろうと思います。
したがって、あなたは弾き損ねた欠陥品ではなく、子ども時代に権利保障の機会をどこかで逃してしまっただけだと思うのです。
積み残した権利をできるだけ取り戻す機会を探っていくことが大切だと思いますが、なかなか現実は厳しいです…。
ただ、大人をめぐるこうしたジレンマを自覚し、大人になることをこのように真剣に考えていることをもって、カエルからは立派な大人認定をしたいと思います。権利の積み残しはありながらもこのような悩みや苦しみをわかっているのは、まさに大人なのです。

update 2024/11/28
Q.あなたの性質はスピードや生産性を求める社会で受け入れにくいものと病院で言われた
この記事の担当 生きかたカエル

Q.あなたの性質は今のスピードや生産性が求められる日本社会では受け入れにくいものと病院で言われました。そんなことは子供の頃から嫌ってほどわかってました。それでも生きていくにはどうすればいいかわかりません。適応できなければ死ぬしかないのでしょうか

A.その病院の医師はカエルとしては時代遅れな医師だという評価をしたいです。言い方が間違っていて、「今の社会が求めるスピードや生産性は、あなたという貴重な人材のポテンシャルを受け入れるだけの度量やキャパがないのです」が正しいとカエルは思っています。
あなた自身がそれほど変わる必要はありません。
個人が無理をして適応しようと変わる必要はないですが、生き方や考え方を変えていく必要がありますし、みんなで社会を変えていく必要があります。
もう少し突っ込んで言うと、みんなが無理をして適応するから社会は変わらないのです。適応するのをやめて、適応しなくても済む方法を考えたいし、実現したいです。

update 2024/11/27