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SOSの出し方ガイド

シリーズ学校に行きたくない
①学校って行かないとダメなの?

登場キャラクター
つらびっとAの画像
つらびっとA
最近学校に行きたくないつらびっと。素直で自由な性格。
つらびっとBの画像
つらびっとB
学校に行くと疲れてしまうつらびっと。真面目で頑張り屋。
つらびっとCの画像
つらびっとC
学校に行っていない時期があるつらびっと。マイペースな個性派。
こうたろーの画像
こうたろー
よりよい社会をつくりたい職業不明のオトナ。いつも自由に生きていたい。詳しくはオトナ図鑑にて。

~いろんな学校のつらびっとが集まる、『放課後の居場所』にて~

つらびっとA
つらびっとA

・・・・・

あれ、どうしたの?なんだか浮かない顔をしているね。

こうたろー
こうたろー
つらびっとA
つらびっとA

いや、べつに…そんなたいしたことじゃないんだけど。

たいしたことでも、たいしたことじゃなくても、もしよければ教えてほしいな。

こうたろー
こうたろー
つらびっとA
つらびっとA

なんか、学校、行きたくないなあって。

そうなんだね。ぼくも学校行きたくないときがあったなぁ。

こうたろー
こうたろー
つらびっとA
つらびっとA

え、そうなの?

うん、学校に行きたい人もいるし、行きたくない人もいる。どちらも自然なことじゃないかと思うんだ。

こうたろー
こうたろー

学校は行かなければならない、行った方がいい、行くものだと思われているようですが、本当にそうでしょうか?

「義務教育だから学校に行かなきゃいけない」と思っている人もいるかもしれませんが、ちょっと違います。

「子ども」に学校に行く義務があるのではなく、子どもに教育の環境を整えることを、国や自治体、保護者などの「大人」が義務づけられているのです。

子どもの立場からいうと、教育を受ける権利があるということになります。だから学校に行くことが学ぶことにつながらないとしたら、学校を休む、行かないという選択肢もあります。

ただ、日本では子どもが学ぶ場所として学校の存在が大きい(他の選択肢が乏しい)ので、学校に行かない=教育が受けられない状況になってしまうことも少なくありません。

フリースクールや適応指導教室など、学校以外の学ぶ場所もありますが、学校に行けない子向けであったり、行くための代わりのような位置づけが多く、学校と並んで自由な選択肢があるとはいえない現状です。

また、残念なことに、学歴による不利益や差別があることも事実です。

だから、学校に行かないのはよくないことと思われて、「どうにかして学校に行かなくては」「学校に行かせなくては」という発想で、子どもも大人も追い込まれてしまいます。

アメリカにはホームスクールといって、家庭で学ぶ仕組みがありますが、日本でも(日本以外のどこの国でも)、子どもが学びたいことを自分に合った方法で学ぶことができる環境を整えていきたいですね。

つらびっとB
つらびっとB

(近くで聞き耳を立てていたところから仲間入り)こうたろーは学校行きたくなかったの?

そうだよ。もっと休めたらよかったのになぁ。

こうたろー
こうたろー
つらびっとB
つらびっとB

実はわたしも、最近学校行きたくなくて…

つらびっとA
つらびっとA

え、Bも?いつも楽しそうにしてると思ってた。

つらびっとC
つらびっとC

(近くで聞き耳を立てていたところから仲間入り)ボクは、前の学校で去年ずっと休んでた。

つらびっとA
つらびっとA

Cも!?

もしかしたら、「学校に行きたくない」と言いづらいだけで、学校に行きたくないと真剣に悩んでいる人は意外と少なくないかもしれません。

つらびっとたちの学校に行きたくない理由については、②理由はいろいろで見ていきましょう。