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No.4

バードマン

理念
タフさ
フットワーク
温かさ
好奇心
タイプ
ちょっと生きづらい 近くに生きづらい人
特長
オトナであることを感じさせない身近なオトナ
メッセージ
誰かと全く同じ生きづらさの人はいないと思います。
あなたの生きづらさを教えてほしいです。聴きます。
生息地
鹿児島県
食性
常に鶏肉を欲している
習性
ぼんやりして見られがちだけど、本人はいろいろ考えているつもり
天敵
締め切り(手抜きが苦手で、色々なことに時間がかかって守れない)

タイプ詳細

ちょっと生きづらい
自分の根っこの部分で、思っていることを口に出すのが苦手な所があります。

幼い頃、周りのオトナは私のことを口をそろえて『大人しい子』だと言っていました。
話さないからって何も考えていない訳ではなく、「どういえば伝わるかな」とか、「こういうこと言うと怒らせちゃうだろうな」とか、色々考えすぎて頭の中がぐちゃぐちゃになっていました。だから口数が少ないだけなので、大人しいと言われるのは幼いながらに心外でした。
だけど言い返すことができなくて、どんどん周りの人が思う大人しい自分を演じるようになり、自分を表に出すことを避けるようになりました。そのため、人と接する中で伝えたいことを伝えきれないもどかしさをしばしば味わっています。

客観的には確かに大人しい方なのかもしれないと今は思うけれど、他の誰かに「あなたはこういう性格ですよ」みたいに決めつけられることで、息苦しさや肩身の狭さをいつも感じていたのかなと思います。
近くに生きづらい人
小学校高学年のころにクラスでいじめがありました。
被害者の児童とは仲良くしていたので、とにかくショックでした。

それまで基本的に学校が好きでしたし、大した理由なく「クラスメイトは素晴らしい人たちの集まり」と漠然と思っていたので、そんな人たちがいじめをしているのを目の当たりにして、信じていた人たちに裏切られたような感覚になりました。
なにより、友達がいじめられて苦しい思いをしているのに怖くなって動けなくなっている自分のことが許せませんでした。塞ぎこみ、自分のことがあまり好きではなくなりました。

いじめ被害者だった友人とはオトナになった今でも仲良くしていますが、その人もいじめのつらさをずっと引きずっているし、私自身もあのときもっとこうすればよかった、ああすればよかったと後悔することがあります。

今何をしているか

チャットや電話で誰かの悩みについて一緒に考えたり、気持ちを聴いたりしています。
人によるかもしれませんが、直接会って相談することってものすごくハードルの高いことだと私は思うので、困っている人が少しでも相談しやすい形式、話しやすい雰囲気づくりを模索しています。

それから、人々の居場所を作る活動をしています。
地域の学生や居場所がないと感じている人たちをSNSなどを活用して集めて、みんなで一緒に遊んだり、でかけたり、勉強をしたり。家でも学校でもない場所で、ここに居てもいいんだっていう感覚を持ってもらえるような活動に取り組んでいます。

わたしのオトナストーリー

幼い頃はかなり無口で人と接するのがあまり得意ではありませんでした。
登校しても一言も発さないまま帰ることもありました。だけど、そういう自分を受け入れてくれる人が身近にいたため、何とかやってこられたんだと思います。

学校では少しずつ友達ができていき、先生も優しかったので安心して過ごしていましたが、そんな中で起こったクラス内のいじめが私のターニングポイントだったと思います。
理不尽に嫌な思いをする人も、させてしまう人もいる。そこには本当にいろいろな要因があるけど、とにかく孤立させられる人がいることが当時の私には苦しかったです。だから、苦しい思いをしている人のそばにいられる自分になりたいと思いました。

オトナとして大切にしていること

「自分がされて嫌なことは人にしない」が、私のコミュニケーションの土台にあります。私はレッテルを貼られるのが嫌だったので、想像だけで人のことを決めつけず、実際に話して知ったことや肌で感じたことを重視するようにしています。

人にはそれぞれ得手不得手があり、進んでいく道も多種多様だと私は思っています。
これを読んでいる人の中には、身近な人の方が正しく見えて、「自分が間違っているのだろう」「周りに合わせなくては」などと感じている人もいるかもしれません。
だけど、自分の「こうしたい」の方に従って行動してみた方が、案外受け入れてもらえたり、楽になれることが私にはありました。だから、無理して周りに合わせるのではなく、自分の個性をフラットに眺めて、どうしたいのか、何ができるのかを探っていく選択肢もあると、私は伝えたいです。

でも、自分を出すことは難しさや怖さのあることだと思います。私も、人を信用したり、相談したりすることが苦手でした。
だから人と接するときは、ほんの少しでも話しやすい、でも話さなければならないわけではないような、そんなまったりとした雰囲気を作るように心がけています。(もし出来ることなら)いつでもあなたの話を聴きます、というのが私の気持ちです。