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No.6

ぷかぷかアイランド

理念
タフさ
フットワーク
温かさ
好奇心
タイプ
ちょっと生きづらい 恩返し・恩送り
特長
大陸とは少し離れた小島に流れ着き、島づくりを試みるオトナ
メッセージ
合わない場所からは離れて なるべく居心地いい方に 流れてみるのもいいかも
生息地
北の方にあるアイランド
食性
チョコミン党、〇〇ベリーはなんでも好き
習性
行き先は決めずに揺れを楽しみながら流れに身を任せるタイプ
天敵
汗でべたべたする感覚、たばこの臭い、地下鉄の轟音

タイプ詳細

ちょっと生きづらい
小中高の頃は、習い事はダンス・好きなものはファッション誌と、趣味趣向が華やかだったこともあり、なんとなく目立つ方に居ました。
だけど緊張しいで刺激に弱く、「みんなと一緒」という空気感も苦手でした。良く言えば個性的、悪く言えばちょっと変な人、そんな子どもでした。
また、昔から「繊細な子」と言われていました。特に肌ざわりに敏感で、制服は動くたびに肌が擦れて痛かったし、夏は汗に対して強いストレスを感じるので、汗対策グッズを沢山持ち歩いたり、汗を止める薬を処方してもらっていたりしていました。当時はHSPという言葉が今ほど浸透していなかったので、我慢できない自分がダメなのだと思って過ごしていました。

大学を卒業してからは、一般企業に入社しました。ずっと個性派枠で生きてきたのに、普通に就職をして「普通の人」と一緒になっても馴染めるはずもなく、新卒で入社した会社は3か月で朝起き上がれなくなって辞めてしまいました。

それからは、ちょっと変わった自分でも続けられる、自分なりの暮らし方・働き方を探すようになりました。
みんなと同じように生きたいと思ったこともあったけれど、今は「普通になれない自分」も含めて、オールオッケーだと思って暮らしています。
恩返し・恩送り
大学生の時に、人間関係や課題の多さで心身のバランスを崩して学校に行けなくなった時期がありました。
そんなときに心配して声をかけてくれた友人や、相談に乗ってくれた学務課の職員さんには本当に助けられて、命の恩人だったとも思っています。

それまでは人を頼ることが苦手で、全部自分の力で解決しなければならないと思っていたのですが、その一件で「もっと人を頼っていいんだ、頼れる人には頼ってみよう」という感覚が芽生えました。
今大事にしているのは、「迷惑をかけてはいけないのではなく、迷惑をかけた時はその分誰かに返せばいい」という考え方です。あの時の恩返しができたら、という思いで仕事をしています。

今何をしているか

正社員的な働き方が合わないタイプなので、比較的自由にスケジュールを立てられる働き方をしています。
勤め先では、自立援助ホームで子どもたちの見守りをしたり、色んな人のお悩みを聞いたりする仕事などをしています。それ以外にも自分で開業届を出して、自由に企画をしたり、古物商をしたり、色々なことに手を出しています。

自分の生きやすい方法を探すうち、働き方以外にも公的な支援や制度の情報を集める機会が増えました。仕事で関わる人たちにもその情報をシェアしたり、一緒に考えていく材料になっている気がします。

わたしのオトナストーリー

普通の大人になれないと悟り、諦めたとき、普通じゃないオトナたちはどう生きているんだろう?と情報収集しました。
小規模個人事業主のような人が書いている本をいくつも読んだり、ネットで調べたり、時に夜の街で知り合った人に話を聞いたり・・・。
色んな人の話を聞いて感じたのは、大変なこともあるけれど、生き方や働き方に正解はない、という安心感でした。

私には団体を立ち上げたり、社会の仕組みを変えるために先頭に立って行動するといったことはできないけれど、自分に出来ることの範囲内で、自分なりの開拓をすることによって、他の人たちと「同じじゃなくていい」選択肢が世の中に増えるための一つの力になればと思っています。

オトナとして大切にしていること

集団を離れたとき、みんなと違う生き方をするとき…何気ないルーティンをやめたり変えたりするときでさえも、実際に行動に移すのは勇気がいることだと思います。
自分は「なんだかんだなんとかなる」というマインドで生きているので、舵を切ることができたし、実際になんとかなってきました。でも、いろんな人の悩みを聞く中で、そう思えない人も多いこと、自分がそう思えるのは恵まれた環境にいたからだとも、わかってきました。だからオトナとして何が言えるのか、自分の何気ない発言で誰かを傷つけるのではないか…と悩みながら、これも書いています。

ただ、周りの人や制度など、頼れるものは頼って良いと伝えたいです。完全に同じ人はいないだろうけど、それでも助け合いながら、それぞれの生きる方法を見つけられるとよいのかなと思います。

人生のレールから外れると戻ってこれない恐怖を抱いている人は多いと思いますが、「レールの外でもなんとかやっていけている人がいるよ~」と、旅先から絵葉書を出すような感覚でお伝えしたいです。