Q.部活で一緒に活動をしてる同級生と先輩が悪口を言っています。その環境から逃れないけど、共感はしたくない。どうしたらいいですか。
A.あなたの気持ちを応援したくて、どうしたらいいか一生懸命考えたのですが、曖昧な答えしか浮かばなかったので、しばらく考え込んでしまいました。
考えて、自分を振り返ってみると、ウ・サギは心が未熟だった頃、わりと罪の意識なく陰口を言っていたのを思い出しました。でも、ある日友達に「もうそういうのやめようよ。(陰口の対象となっている相手が)可哀想だ」といったようなことを言われてやめたので、当時の自分から何かヒントが見つかるのではないか?と思いました。
やめたのは、その友達との関係を壊したくなかったのもありますが、「なんか陰口を言うこと自体に冷めちゃった」みたいな感覚があったのを覚えています。たぶん陰口が「気軽に共感し合えるネタ」になっていた部分に楽さや依存性があっただけで、相手のことが強く嫌いなわけでも、攻撃したいわけでもなかったからかなあと今考えてみると思います。
だから、もしあなたの身に危険がなさそうなら、「共感したくない・できない」と一度伝えてみるのはありだと感じました。
そこまでは難しそうなら「そうかなあ?」くらいの、肯定はしない態度でいるだけでも、意味はあるとウ・サギは思います。そういうちょっとした意思表示は、悪口を言っている人には何も響かないかもしれませんが、あなたと同じようにもやもやしている人(案外身近にもいるかもしれません)にはきっと届きますし、そうやっていつか悪口に共感したくない仲間が見つかれば、対処法の選択肢はぐんと増えると思います。
でも、悪口を言う側もまた、心の問題を抱えていることも多いので、世界は難しいです。